乃木坂、欅坂、時々女優３

相談 ページ1

(橋本)




　今マネージャーさんから連絡が来てもうすぐ着きますAのケアをよろしくとだけ書かれていた


　Aの好きな柚子茶を準備して玄関で待つ



A「ただいま…」


　まるで山から大きな岩を持って帰ってきたかのようなひどく重たくてつらそうな顔をしていた



　「おかえり 柚子茶あるよ」


　そういうとかなりの強さでハグをしてきた



A「奈々未っ」


　頭を撫でると今まで我慢していたのか涙が溢れてきて私の腕の中にすっぽり収まったまま泣いていた




　あれから落ち着いてリビングに行き柚子茶を飲むとポツリポツリと話始めた



A「Aの勘が当たってた、、良い知らせではなかったよ、、」


　「そっか、、」


A「欅坂と兼任しないか？って言われた…」


　「もう返事したの？」


A「まだ、、少し考える時間もらった」


　「うん」


A「奈々未はどう思う？」


　「私がもし欅の子だったらA来て欲しいかな笑」


A「え？」


　「こんなにいろんな経験してきた先輩から吸収すること盛りだくさんだもん笑」


A「そんなことない、、」


　「ふふっ笑 Aは気がついてないかもしれないけど笑」



若月「そうだよ 逆にAから学べない人は誰からも学べない人って言ってもいいくらい笑」


　「そうだね それぐらい自信持って良いよね笑」


A「あ、わかおかえり 自信無いもん、、」


若月「盗み聞きみたいになっちゃった笑」



　とりあえずお昼ご飯を食べてソファにいるといつもなら自室に戻るAが私の腕にピッタリとくっついて離れない




　たぶん不安や迷いで人肌が恋しいのかな、、



　頭を撫でてあげるとそのままお昼寝しちゃったA




　
　「わかーわか今日これでお仕事終わり？」


若月「そう！だから溜めてたアンケートやんなきゃ笑」


　「あらら笑」


若月「Aがこんなにベッタリなの珍しい、、相当悩んでる証拠だよね、、」


　「うん、、しばらく不安定になりそうだからよく見とかないとね」


若月「そうだね 玲香にも連絡しとく？」


　「んー、、Aが起きて時間ありそうだったら玲香が帰ってくるまでに確認してみる！」


若月「りょーかい じゃあちょっとA頼んでいい？」


　「うん笑 アンケート終わらせてきな笑」




　こんな小さな背中にどんな大きなものを背負っているんだろう、、

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