恋しました。【マホト】 (ページ36)

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episode 34 ページ36

マホトside

Aちゃんに告白(？)をした後は

みんなと喋ってた

それでも頭からはAちゃんが離れてくれない。

よっぽど好きなんだな笑

あぁー

なんて言って香里奈と別れる？

好きなやつができた

いやなんか言われそうだな

お前のこともとからそんなに好きじゃなかった

恨みもたれそうだなー

しかたねぇ

カワグチに相談するか。

ふとテレビの方に目を移したら

香里奈とAちゃんがいねぇ

なんか嫌な予感すんなー

相馬さんの話で盛り上がってたらシルクが

Aちゃんに呼ばれてどっか行った、

すると急に

「は！？

い今から！？

もう10時だぜ！？」

なんだなんだ？

Aちゃんの声は小さくて

あまり良く聞こえない

なんて言ってんだ？

「わかった！

俺らも帰るわ！」

あ、なんだ帰る話してたのかよ笑

気にして損したわー笑

Aちゃんは遠慮してんのか

手を横にふってる

「大丈夫だって！

お前がひとりで帰る方がだめなの！」

まぁーそうだよな

こんな可愛い子が一人で歩いてたら誰でも

襲うよな

急にAちゃんが声を上げた

『もう……いいって言ってんじゃん！！

一人で帰るから！

だから！だから！

送ってもらわなくて平気！』

正直

Aちゃんがそこまで言うとは思ってなかった

シルクはぽかーんとした顔だったけどだんだん俺らがまたことのない顔に変わった

「あぁそうかよ！

人が親切にしてやってんのにそんな態度はねぇだろ！

もう勝手にしろよ！」

シルクが怒鳴った

初めて見たから分かんねぇけど

結構な迫力。

こえ

『もう！いい！』

そう言って飛び出したAちゃんの目に涙があった気がするのは。

シルクも舌打ちして

こっからどうやってこの場にいろって言うんだよ。