恋しました。【マホト】 (ページ16)

今日:12 hit、昨日:1 hit、合計:63,088 hit

episode 15 ページ16

マホトside

その時

俺のまわりの時間が止まった気がした

そんな時

『うん！』

Aちゃんが返事をした

まって

声まで可愛いの？

カワグチが声をかける

「Aちゃん、

今朝ぶりだね、」

は？

会ったの？

何それ？

俺聞いてないんだけど。

『ジンくん！

今朝ぶりです。』

ちょっと嬉しいそうな顔してる。

はぁ、

「UUUMの誰にも見られてなかった？笑」

カワグチがそう聞いた

はい？

なにあいつUUUMまで行ったの？

付き合ってんのかなー？

いや、カワグチは付き合ったら「うぇーい！付き合ってる人がいまーす！！」って言うな。

間違いなく笑

『はい笑

大丈夫でした、笑』

Aちゃんも笑い返してる。

笑顔可愛いなー

もっと惚れる

その次にへきほーが喋りかけた

「写真みた時からかわいいなーって思ってました！！」

写真？

あぁ、シルクが付き合ってる時に言ってたやつか。

俺あん時見てなかったからな、笑

俺も喋りたいけどうまく喋れない

俺は好きな人にほど冷たく当たってしまう

「ねぇ、Aちゃんだよね？

なんで来たの？」

こんな言い方するつもりじゃなかった。

『今日は撮影のお手伝いで……』

相馬さんが言ってたな。

「あそ、手伝いくらいだったら香里奈でも出来るから帰っていいよ？」

やだ、

帰らないで。

香里奈に撮影の手伝いをさせたことは無い。

多分出来ないだろう

なのに俺はあんなことを言った

冷たく当たってしまったせいか分からないけど

Aちゃんの顔が引きつってる。

「いるならいていいけどね。」

ホントは「いてね」これだけ

『では今日の撮影について話してもいいですか？』

Aちゃんがそう言った時

俺たちは声を合わせて

返事をした

「「「「「「はーい」」」」」」

香里奈が睨んでるなんて気づくはずがない