onze ページ12
無事教団に着いた俺たちだが、
ユウはコムイのお帰りの言葉を無視して早足でどこかに向かう
何か思いつめたような表情をしているユウをほっておくことなんてできず、ユウの後を早足で着いて行く
「ユウ、どうした？」
「....なんでもねえ」
何でもないならこっち見ろよ...
ユウが向かってる先はユウに部屋？
バンッ
ユウが勢いよく扉を開ける
そして向かったのはユウの部屋にある数少ない家具の机
何もない机を見てユウはほっとしたような顔になる
俺には何も見えない...
ユウには蓮が見えているんだろう
そのことを教えてくれた時もそうだけど、なんでそんなに大切そうに見るんだよ...
そんなにあの人会いたいのかよ...
「ユウ...何かあったのか？」
「...あのアクマの能力で蓮が枯れる光景を見た」
そっか...やっぱり俺のことを見てくれる時は来ないのか...？
「なあ、ユウ....？」
「なんだ？」
「えっと...あのな...」
コン、コン
「神田さん、ゴズです」
「.....っ」
何も話さない俺を見て、ユウはゴズに入れと言った
「失礼します、あれ？Aさん？あっ、すいませんまた出直します」
きっと俯いている俺を見て気を使ってくれているのだろう
「いいよ、俺これから検査だし」
そう言ってユウの部屋を出た
ユウの視線を背中に感じていたけどあんなことやっぱりユウには言えない
俺がユウに抱いている感情ははっきり言って「異常」だ
男のことが好きだなんて自然の摂理に反している
けれど「好き」という感情を意識してしまった今、その感情をなくせる訳がなかった
これというきっかけは見当たらないけど
ユウはいつもそばにいてくれる
それはきっとあの人がいないから
もしあの人がユウのそばに居たら....
ということを考えて絶望した
きっとそれがきかっけだったと思う
好きで好きで仕方がない
そんなことを思うたびだんだんと欲は膨らんでいく
それを隠すだけで今は精一杯だ
けれどそんな努力も、もうもたなくなってきている
そろそろ潮時か？
ユウから離れる覚悟をしないとな...
ユウ...俺はお前のことが...
「好きだ」
「A？」
「っつ！！？」
ユウがじっと俺の目を見ている
そんなユウの目を見ていられず目をぎゅっとつぶる
さーっと血の気が引いていくのが分かる
しまった、考えに夢中になりすぎてここが医務室だと言う事を忘れてた
こんなこと一生言わないつもりだったのに...
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紫乃(プロフ) - アルビさん» よかったです！ありがとうございます！！ (2015年3月4日 21時) (
レス) id: c98a39da2c (このIDを非表示/違反報告)
アルビ(プロフ) - 柴乃さん» 大丈夫です！じゃあ、サイト様に飛びまーす!!((ﾋﾞｭﾋﾞｭﾋﾞｭﾋﾞｭﾋﾞｭｰﾝ！ (2015年3月4日 20時) (レス) id: 886e5bbaf1 (このIDを非表示/違反報告)
柴乃 - アルビさん» 閲覧、ご報告ありがとうございます。保存がうまくいかなかったようで、ご面倒をおかけしてしまい申し訳ありませんでした。今度は大丈夫だと思いますが、いかがでしょうか？ (2015年3月4日 20時) (レス) id: 977b39875f (このIDを非表示/違反報告)
アルビ(プロフ) - お話は解りました。ですが、URLが貼られてなくて、サイトに飛ぶことが出来ません。再度、URLの確認をしてみては如何でしょうか？ (2015年3月4日 19時) (レス) id: 886e5bbaf1 (このIDを非表示/違反報告)
神田ユエ - 本当ですか！！ 嬉しいです！！お互いがんばりましょうね！！ (2015年2月7日 19時) (レス) id: 820ceb09bb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紫乃 | 作成日時：2014年11月2日 12時
