8 ページ9
青Side
「丸の誕生日か…あいつ章ちゃんからだったら何でも喜ぶやろ？クネクネ惚気る姿を考えるだけでも、キショいな(笑)」
と亮は言いながら、僕と大倉にさり気なく珈琲を注いでくれる。亮てこうゆう所に気がまわる。亮自身は珈琲は飲めへんけど(笑)
亮の入れてくれた珈琲を飲みながら大倉が
「ヤスは丸ちゃんの特別なパートナーなんやからこそ丸ちゃんの好きなもんてわかるんやない？」
丸の好きなもんか…
ぱっと思い浮かぶもん
唐揚げ、麻婆豆腐、トンカツ、ビーフシチュー…酒もよう飲むし。
甘いもんは何でも好きみたいやけど、特にミルクレープが大好き言うてた。
お風呂やマッサージ、ヘッドスパ、ネイルサロン通いもしとる。僕より女子力高いやん。
コレクションと言うたら、生まれ年のワイン？
マンガも好きでたくさん持っとるし、家でよく映画のDVDも二人で観るし
頭ん中で改めて丸の事考えてみるんやけど、僕が知ってる丸の事って…こんくらいしか無いやん。この程度の情報てきっとファンの子やて知ってる。
僕だから知る丸の事って…あんまない。彼氏の事なのに、僕の知らない丸がまだまだあるんやと思ったら、ちょっと悔しくて情けないような複雑な気持ち。
黙りこくってしまった僕に亮が気がついて慌てて、
「章ちゃん、丸はな大好きな章ちゃんからなら何でも喜ぶて。章ちゃんが丸にあげたいもんでええねん！例えば、それが周りから何で？て思うもんでも、章ちゃんが選んだて事が大事やで！」
亮なりに僕を慰めてくれるんやけど、軽くディスられとるような(笑)でも、ちょっと元気でた！
誕生日は、この時代に生まれてくれて、そして出会えた事にありがとう…それを伝える日やもんな。
僕なりに丸の事、お祝いしたいけど一応どんな案があるか亮やおーくらにも聞いて参考にさせて貰おう。
「おーくらは、信ちゃんとどんな誕生日過ごしたん？」
おーくらの顔を覗き込みながらじりじりと距離をつめながら聞いてみる
「ええっ〜なんで俺の話せなあかんの、亮ちゃんの方が最近やったやんか〜」
なんておーくらが言うとるけど、さっき亮の事苛めたから僕が仕返ししたるわ(笑)
「なっ、おーくら。おしえて(^_-)。」にっこり笑いながらウインクしたった。
「もぉ…ヤス狡いわ」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 161人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
Vanilla(プロフ) - ちかさん» いつもコメントありがとうございます。とても嬉しいです。前回のお話がちょっと切ないお話だったので、今回は明るく可愛いお話を書いてみようと思っています。ただ、スローペースなのでお誕生日には、多分間に合いませんがw楽しんで頂けたらと思います (2017年11月22日 22時) (
レス) id: 1894f957fc (このIDを非表示/違反報告)
ちか(プロフ) - 遅ればせながら、移行おめでとうございます（≧∇≦）最近、髪も切って男感の強い青色さん。可愛い青さん不足になりつつあるので、是非 是非です^ ^まったり 甘々な山田。楽しみにしてます^o^ (2017年11月21日 23時) (レス) id: 19b6facfd4 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：Vanilla | 作成日時：2017年11月10日 18時
