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黄Side
「なぁ、亮〜にやにやしとらんで教えて」
章ちゃんが頬膨らませ上目遣いで睨んでくる。
「俺とすばる君の話なんて聞いても、なんも参考にもならんとちゃう？」
9月のすばる君の誕生日が近づいたある日、覚悟を決めてすばる君にどんな事したいんか聞いてみた。当日聞いてもちょっとビビりな俺のメンタルがついていけるか自信ないやん。事によっては色々準備せなあかんかもしれんし…そんな事を考えとったんやけど、あの日は俺にとっても忘れられない日になった。ほんまは、あの日の事は、俺の中だけに留めておきたいけれど、惚気てみたいような…
そんな事考えながら、どうやって章ちゃんに話そうか考えていると、
『ガチャガチャ』と楽屋のドアノブが凄い勢いで回りだす。
何！何！もしかして心霊現象？うわぁぁぁめっちゃ怖いやん。思わず、俺より小さな章ちゃんの背中に隠れた。章ちゃん居てくれよかったわ…俺独りやったら泡吹いて倒れてたかもしれん。
さっきやって、誰もおらんはずの楽屋なのに部屋の隅でガタｯて音もしたし、なにやら気配？を感じたし。別に霊感体質やないけど、村上くんが某番組で放送中に心霊現象があったんやで！なんて話すんのがイケないんや。霊とかオバケて話すると寄り付いてくるって聞いた事あんねん…
章ちゃんのちっさい背中にしがみついてぎゅっと服を握ると章ちゃんが、
「亮、大丈夫やで。僕がちゃんと守ってやるからな…」
そう言って、章ちゃんが大きく息を吸い込んで楽屋のドアを見つめると楽屋のドアが開いて入ってきたのは…
「ふぁぁぁ…眠い。まだ、寝足らん」
そう言いながらのっそりと頭に寝癖を付けたデカいクマ…いや、大倉が入ってきよった。
「あっ、ヤスおはようさん。」
「おーくらやったのか(笑)おはようさん、おーくら。」
「あれ？ヤスの後ろに居るのだれや？何でヤスの背中に隠れとるん？んっ？隠れとるの亮ちゃんか？」
入ってきたのは、オバケやなかった…
「やっぱ、亮ちゃんやったんや〜何しとんの？」
大倉がのーんびりと茶化すように言うから、章ちゃんの背中から飛び出て
「あん？別に隠れとらんよ！章ちゃんの背中にゴミ付いとったからとってあげてただけや！」
「ゴミとってたんか？てっきりヤスの背中に隠れとったんかと思ってた。ドアノブガチャガチャさせて、怖がらせよう思って(笑)まぁ、ちっさいヤスの背中やうまく隠られへんと思うけど〜」
もう、大倉のクセに生意気や！
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Vanilla(プロフ) - ちかさん» いつもコメントありがとうございます。とても嬉しいです。前回のお話がちょっと切ないお話だったので、今回は明るく可愛いお話を書いてみようと思っています。ただ、スローペースなのでお誕生日には、多分間に合いませんがw楽しんで頂けたらと思います (2017年11月22日 22時) (
レス) id: 1894f957fc (このIDを非表示/違反報告)
ちか(プロフ) - 遅ればせながら、移行おめでとうございます（≧∇≦）最近、髪も切って男感の強い青色さん。可愛い青さん不足になりつつあるので、是非 是非です^ ^まったり 甘々な山田。楽しみにしてます^o^ (2017年11月21日 23時) (レス) id: 19b6facfd4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Vanilla | 作成日時：2017年11月10日 18時
