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黄side
えっ…やっぱりこの人エスパーやないの？俺が意を決して言おうしとる事わかっとる？
混乱しとる俺をよそに大阪のおばちゃんらしくどんどん話を進める。
「うふふ。亮君がね…あの子決めたんやわね」
笑い方、すばる君によう似てるな。おかんなんやから似てて当たり前なんやけど。
若干含みをいれた言い方をされて益々混乱してくるんやけど、せっかく人見知りの俺が勇気を出してて電話したんやから、
「あの…その…。俺、筑前煮て今までこさえた事無くて色々調べてみたんですけど、すばる君椎茸嫌いやし、でも椎茸入れんと出汁が足りないんやないかとか色々考えてはいたんやけど、すばる君が好きなんのはお母さんの作った筑前煮やから、あの、無理にとは言いません。出来たらでええですから、妙子さんの筑前煮教えて貰えませんか…」
頭ん中で何度も練習したセリフを一気に伝える。
一応、俳優業もしてるわけやからここは今までのスキルを発揮してビシッとせな
「すばるの好きな我が家の筑前煮の作り方ね。特別な作り方ではないとは思うんやけど…亮君の所にはファックスはあるのかしら？作り方のレシピを書いて送ってあげる」
「あっ、家にファックスあります…」と答えると急に妙子さんが改まった口調で
「亮君、すばるの事よろしくお願いしますね。あの子わがままやし、手はかかるかとは思います。でもあの子が選んだ貴方だからきっと大丈夫ね。あの子好みの筑前煮もきっと上手に作れるわ」
「私があまりペラペラ喋るとおかんは何いらん事喋ってるてあの子から怒られてしまうから…今からレシピを書いて送るわ」
「わざわざありがとうございます。お手数をかけてもうてすみません…よろしくお願いします。」
「亮君、頑張って！あなたなら大丈夫よ」
筑前煮に…そんなに難しいんやろか？
電話を切ってしばらくすると、ファックスが鳴り妙子さんからのレシピが送られてきた。きっとあの電話のあと直ぐに書いてくれたんやろな…
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Vanilla(プロフ) - ちかさん» いつもコメントありがとうございます。とても嬉しいです。前回のお話がちょっと切ないお話だったので、今回は明るく可愛いお話を書いてみようと思っています。ただ、スローペースなのでお誕生日には、多分間に合いませんがw楽しんで頂けたらと思います (2017年11月22日 22時) (
レス) id: 1894f957fc (このIDを非表示/違反報告)
ちか(プロフ) - 遅ればせながら、移行おめでとうございます（≧∇≦）最近、髪も切って男感の強い青色さん。可愛い青さん不足になりつつあるので、是非 是非です^ ^まったり 甘々な山田。楽しみにしてます^o^ (2017年11月21日 23時) (レス) id: 19b6facfd4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Vanilla | 作成日時：2017年11月10日 18時
