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黄Side
｢あっ…もしもし突然のお電話で申し訳ありません、あの、お仕事を一緒にさせて頂いている…｣
と緊張のあまり一気に話す俺に電話の向こうから『ふふっ』という声が漏れて
｢『にしきど、りょう』君よね？｣と優しい声で問われ、自分から名乗る前に、名前をフルネームで言われテンパる俺。何で俺からの電話やとわかるん？もしかしてこの人エスパーやったりして…
携帯を握りしめて、呆然とする俺に、｢りょう君？大丈夫？｣と声がして、我に返る。
｢すみません…あっ、俺、錦戸亮です。あのいつもすばる君にはお世話になっています。｣
｢母の妙子です。いつもすばるがお世話になっています。貴方の事は、すばるからよく聞かされています…｣
んっ？えっ…俺ん事、お母さんに話してるって…
まさか、すばる君と俺の関係を流石にお母さんには話さんよね？流石に自分の息子が…て思ったらハードル高すぎやもん
すばる君がお母さんに話す俺の事言うても、きっとメンバーの一員としての話やろな…そんなメンバーの中でもきっと俺の存在感一番薄いかもしれん。それくらいすばる君のお母さんとの接点が今まで無くて…
すばる君のお母さん…妙子さんは、たしか章ちゃんのファンやて聞いた事がある。『あの子、可愛いわ〜』て言うて章ちゃんのサインをラップでぐるぐる巻にして大切にベッドに飾ってるてすばる君が言うてた。
Jr時代からお兄ちゃん組は、は妙子さんに可愛がって貰っていたようで、今でも妙子さんは大阪でのコンサート時は時々楽屋にも会いに来てくれたりするから顔はよう知ってはいるものの、俺は極度の人見知りやし、すばる君とのこんな関係が、若干後ろめたい気持ちで妙子さんが来ると、忙しいふりをして背中をむけていた。
｢あっ…あの突然のお電話でほんま…あの…｣
嗚呼っ、もう、口下手な俺自身がもどかしいくて、挨拶もちゃんとせなあかんのに上手く言葉が出てこなくて泣きそう。ええ歳して挨拶もろくにできんのか？と思われてまうやんか…
｢うふふ、堅苦しい挨拶なんてええのよ…亮君の事はあの子から良く聞かされているし、今更はじめまして感じでもないわね(笑)｣
そう言ってくれた妙子さんの優しい口調に張りつめていた緊張が溶けていく。
｢あの、妙子さんに教えて貰いたい事があって…もうすぐすばる君の誕生日やからいつもお世話になってる…｣
｢あら！あの子から、『筑前煮』リクエストされたのね？｣
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Vanilla(プロフ) - ちかさん» いつもコメントありがとうございます。とても嬉しいです。前回のお話がちょっと切ないお話だったので、今回は明るく可愛いお話を書いてみようと思っています。ただ、スローペースなのでお誕生日には、多分間に合いませんがw楽しんで頂けたらと思います (2017年11月22日 22時) (
レス) id: 1894f957fc (このIDを非表示/違反報告)
ちか(プロフ) - 遅ればせながら、移行おめでとうございます（≧∇≦）最近、髪も切って男感の強い青色さん。可愛い青さん不足になりつつあるので、是非 是非です^ ^まったり 甘々な山田。楽しみにしてます^o^ (2017年11月21日 23時) (レス) id: 19b6facfd4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Vanilla | 作成日時：2017年11月10日 18時
