捌拾肆 ページ37
「よォし、入れ。」
担任になった実弥様に呼ばれ、教室へ入る。
今日から私はキメツ学園二年菫組。
僅かな緊張の中教室へ入ると、見知った顔ばかり。
「焔様だ。」
「久々に見た。」
「相変わらずお綺麗だな。」
全員が鬼殺隊隊士、もしくは隠。
「ほら、挨拶しろォ。」
「焔Aです。階級は甲、この度水柱様の継子になりました。よろしくお願いします。」
思わず鬼殺隊としての挨拶をしてしまったが、誰も気にする方はいなかった。
「じゃ、栗花落の隣な。仲良くやれよォ。」
転校初日の紹介とは思えないほど雑に済ませ、実弥様は出て行ってしまわれた。
「前世ぶりですね、カナヲさん。」
「お、お久しぶりです。」
銅貨を投げずに言葉を発したカナヲさんに、私は素直に驚いた。
「すみません……不愉快でしたか？」
申し訳なさそうなカナヲさんを見て、我に帰る。
「まさか！ご自分で決められるようになったのですね。……ひょっとして、炭治郎君のおかげですか？」
「……！」
少し顔を赤らめたカナヲさんは、今度は答えなかった。
「ふふ、素敵ですね。炭治郎君達は一年生ですか？」
「はい。悲鳴嶼さんのクラスです。」
仲良し三人組と玄弥君は、全員同じクラスらしい。
炭治郎君の話をしているカナヲさんは、年相応な輝きがあった。
「表情豊かになりましたね。」
「煉獄の話をしてる時のお前も、派手に同じ顔してるぞ！」
さすが元忍、耳元で叫ばれるまで気付かなかった。
私は杏寿郎様に慣れているから平気ですが、下手したら生徒の鼓膜を破りますよ。
「そんな顔していますか？」
「おう！お前にしちゃ可愛げのある顔してるぜ。」
「どういう意味ですか……。」
「もっとガキらしく派手にしてりゃ良いんだよ！煉獄にしか甘えねぇからな、お前。」
「そんな事……無い、筈です。」
気付くと授業が始まる時間。
天元様は美術教師なのに、なぜ教室で授業なのでしょうか？
「ん、じゃあ今日も派手に睡眠だ！」
チャイムと同時に皆様は机に突っ伏して、スヤスヤと寝息を立て始めた。
「え……？」
令和コソコソ噂話
キメツ学園は進学校だけど、進学クラスと普通クラスに別れてる
鬼殺隊関係者は普通クラスにまとめられてる
キメツ学園は、都合の良いように設定変えてます
ご了承ください！
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noel(プロフ) - みおさん» ありがとうございます！ゆっくりのペースですが完結まで頑張ります！ (2022年3月21日 19時) (
レス) id: 546d15b4fb (このIDを非表示/違反報告)
みお(プロフ) - ずっと更新待ってます！！！！！！ (2022年2月28日 23時) (レス) @page22 id: 861da81337 (このIDを非表示/違反報告)
noel(プロフ) - ゆきなさん» 不定期作品に付き合っていただいてありがとうございます！これからもよろしくお願いします^_^ (2020年7月19日 18時) (レス) id: fd0be5fd69 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきな(プロフ) - これからも無理せずに頑張ってください！楽しみにしてます！ (2020年7月19日 16時) (レス) id: e7791cc44f (このIDを非表示/違反報告)
noel(プロフ) - 苑歌さん» ありがとうございます^_^ 今後も頑張ります！！ (2020年7月19日 15時) (レス) id: fd0be5fd69 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：noel | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/noel_2/
作成日時：2020年7月19日 12時
