笑顔 ページ9
玄樹side
Aの腕を引いて、小瀧先生の部屋から出る。
((バタンッ
A｢玄樹、バレちゃってごめ___
岩｢大丈夫！？何もされてない？｣
A｢へ？うん、特に何もされてないよ？｣
岩｢良かった...｣
A｢助けてくれて、ありがとう。｣
震える声で、言ってくれた。
A｢本当に王子様みたいだったよ 笑｣
そう言われてさっきのことを思い出す。
...
岩｢さっきのやっぱ忘れて...｣
本当に恥ずかしすぎる、、、
何だ王子って、
A｢恥ずかしがることないのに 笑 私は嬉しかったよ。｣
岩｢そう言って貰えると助かる 笑｣
A｢ここ男子校だからさ、女の子になれる時なんかないじゃん？だから、一瞬でもお姫様になれた感じがして嬉しかった 笑｣
A｢だから、ありがとう。｣
笑顔で、Aは俺に言った。
その笑顔が、可愛くて、でも壊れてしまいそうで、守ってあげたいと思った。
岩｢...俺が王子様になってもいい？｣
ぱっと浮かんだことを口にした。自分で言っててもまだ少し恥ずかしい。
A｢え？良いに決まってるじゃん。よろしくね、王子様。｣
また、さっきの笑顔で言ってくれた。
.
心のどこかで、この時間が続くことを願った...
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作者名：中村 ノエル.。 | 作成日時：2018年3月4日 14時
