ひみつの紅一点。(3) (ページ34)

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逃亡ページ34

勝利side

まさかお化け屋敷に入ることになるなんて思っても無かった。

関西弁の色黒の子とか名前さっき知ったし、、、

じゃんけんをして並び順を決めた。

1番前が平野

2番目が永瀬

3番目が俺

4番目がA

5番目が神宮寺

お互いの肩に手を乗せて行くことになった。

___お化け屋敷___

平｢なあなあなんで平野1番前なん？これ絶対やばいやつやと思うんやけど...｣

A｢じゃんけんだから仕方ない仕方ない｣

平｢せやけど...｣

永｢なあ、紫耀の前に誰か歩いとらん？｣

平｢ほんまや！他のお客さんかもな！ちょっと肩貸してくださいってお願いしにいくな！｣

そう言って平野って子は皆を引き連れて前の人に駆け寄る。

平｢すみません！ちょっと肩貸してもらってもええですか？｣

話しかけられた人はゆっくりと振り返って言った。

｢君の肩を貸してえ？｣

その振り向いた人は血糊まみれの女性だった。

『うわああああぁああぁぁあ！！』

前の二人の叫び声がしたと思ったら、俺の前にあった肩が物凄い勢いで離れていった。

佐｢はは、二人先行っちゃったみたい。｣

A｢え！？何が起きたの？｣

神｢女の人出てきたじゃん。見てない？｣

A｢勝利の背中に顔押し付けてるから何も見えてない。｣

Aはお化け屋敷に一歩入った瞬間から俺の背中にしがみついていた。

神｢Aって怖がりなんだ笑また今度写真部でお化け屋敷行かなきゃね笑｣

A｢絶対行かない...｣

佐｢あとであの二人に怖がってたって教えようか笑｣

A｢もーーふざけてないで早く進んでよーーー！｣

Aにぐいぐい押されて前に進んで行った。