前進 ページ19
平野side
永瀬と神宮寺が聞いてくれる空気を出し始めたから、相談することにした。
平｢多分やねんけど、｣
永｢おん｣
平｢平野、Aから避けられとると思ってるんやけど...｣
...
ほんの数秒の沈黙があって、
永｢んなことないやろ？｣
平｢でも修学旅行の時とか行動班におらんかったやん？｣
一瞬だけ、永瀬が動揺したように見えた。
永｢あん時、俺とA喧嘩しとったからやと思う。｣
神｢え？そうだったの？｣
永｢おん。もーちっさい事でずっと文句言うてくるから俺もイラついて喧嘩になった。｣
神｢仲直りはしたの？｣
永｢まあ一応は。｣
神｢なら平野がそんな気にしなくてもいいんじゃない？｣
平｢うーん、、、｣
平｢平野はもっとAと仲良くなりたいねん！｣
神｢へー、じゃあ写真部入れば？｣
平｢写真部？｣
神｢そう。俺とAともう1人先輩がいてまったりやってる部活。同じ部活なら仲良くなりやすいんじゃない？｣
平｢確かに...落ち着いたら部活見学行こかな...｣
神｢いつでも待ってるぜ 笑｣
とりあえず問題は解決の道に進んだ気がした。
...
時間は午後9時45分。
ちょっとのぼせてきたのか、頭がふわーっとしてきた。
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作者名：中村 ノエル.。 | 作成日時：2018年3月4日 14時
