ひみつの紅一点。

今日から合宿！！ ページ46

Aside




祭の3日後にクリーニングに出した浴衣を受け取って、廉に返した。






そして今日は佐藤先輩の家で合宿。







佐藤先輩の家は隣町にあって、寮から歩いて行ける。





...





___佐藤先輩の家の前___






着いたーーー






静かな住宅地に建つ二階建ての家に、佐藤っていう表札があった。






((ピンポーン





インターホンを押す。




勝「はーい。あ、後輩？今開けるー」









家から佐藤先輩が出てきて門を開けてくれた。





A「おはようございます。」






勝「おはよー。よく来たね。迷わなかった？」









佐藤先輩の家に入る。









A「家がいっぱいあったから迷いそうでしたけど大丈夫でした。ご心配どうも。」








勝「可愛くねーなー。」








A「佐藤先輩が子供扱いするからですよ。」








相変わらず上から目線だよね。






勝「実際俺より年下だから別に子供扱いしてもかまわないでしょ？後輩だしね。」







むかつくなーーーー！！






A「はいはい、佐藤先輩は年上で大人ですよー。」






勝「うん、それで良いの。はい、お茶。」








いつの間にかリビングのでかいソファに座らされてた。








A「ありがとうございます。」







勝「てか何でずっと敬語なの？」







A「いや、後輩ですし、神宮寺も敬語だったから...」






勝「今日から敬語禁止ね。部長命令。」






A「え、あ、はい。でも神宮寺は？」






勝「敬語禁止だってば、あとで俺から連絡する。」








突然の敬語禁止命令。







A「あ、うん。わかった佐藤先輩。敬語やめるね。頑張るます。」






勝「頑張るますって何 笑 なんか先輩呼びもなんか変だから呼び捨てで。俺もお前のこと呼び捨てにするから。」







いや、笑い方可愛いな。先輩だけど←







A「わかった。勝利ね。なるべく努力するね、うん、頑張る。」








勝「うん、頑張れー 笑」






なんか、いつもの部室にいる時より優しい気がする←

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