私だけ 御堂さんリク 片倉小十郎で束縛ヤンデレ ページ20
はぁ、とついつい熱の篭った溜め息をつく。
貴女は、何て美しいのか。
「私のいない間、いい子にしてましたか？」
「はい……」
窓から漏れる月光だけがこの部屋の唯一の明かり。
周りにあるのは、溶けきった蝋燭。
千切れた縄。
血の付いた刀。
どれもこの部屋の雰囲気を引き立てる。
でもやはり、一番美しいのはAだけ。
私が歩み寄れば、彼女は私の方を見て首を傾げる。
あぁ、そんな姿もあざとい。
もうその瞳に光は無くなってしまったが、それでも愛らしいのだ。
ついつい愛おしくなってその唇に口づける。
今ではすっかり無口になってしまったが、この唇の魅力はかわらない。
「あぁ、大好きだよA…ずっと一緒にいよう」
「………」
返事の代わりに、彼女は私の肩に頭を置いた。
あぁ、何て可愛いんだ。”私の”Aは。
その細い肩を抱きしめてやれば、首に繋いだ鎖がじゃら、と音をたてた。
少々耳障りだが、この方が彼女は美しいんだ。
彼女は、私の腕の中にあってこそ美しいんだ。
他の男になんて渡しはしない。
この細い肩に、
この可憐な唇に、
他の男が触れるなんて…考えただけで吐き気がしてくる。
もっとも、そんなものは私が追い払えば良い。
「…はぁ、愛しているよ………」
ずっと、ずっと、一緒にいよう。
私の、私だけの、A。
・
・
・
・
＝＝＝＝＝＝
いかがでしたか？
結構ノリノリでヤンデレ書きました。たまには趣向を変えるのも良い。
もう敬語もクソも無い小十郎。狂ってる小十郎。
リクエストありがとうございました！
彼はお化けさん(１) 風魔小太郎→←ずっと一緒 ユイ@海音梨空琶 半兵衛の現パロでクリスマス
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 120人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ヒヨコダイル - 皆さん、ここへリクエストを書くと、私は気づくのにとっても時間がかかります。お手数ですが、短編集リクエストは一番新しいところへお願いします (2017年9月17日 22時) (
レス) id: 3e0b1caa50 (このIDを非表示/違反報告)
ヒヨコダイル - 紅姫さん» 了解です (2017年9月16日 12時) (レス) id: 3e0b1caa50 (このIDを非表示/違反報告)
紅姫 - はい！ 助けに来てくれた場面でお願いします！ (2017年9月12日 19時) (レス) id: b0efbd718f (このIDを非表示/違反報告)
ヒヨコダイル - 紅姫さん» そろそろ小説がいっぱいなので５につくりますね (2017年9月10日 17時) (レス) id: 3e0b1caa50 (このIDを非表示/違反報告)
ヒヨコダイル - 紅姫さん» 承りました。「囚われていたら」っていうのは、武将が助けに来てくれた場面を書けばよろしいですか？ (2017年9月10日 17時) (レス) id: 3e0b1caa50 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ヒヨコダイル | 作成日時：2016年10月9日 19時
