自分の魅力で 桜 水樹さんリク 第三弾で小少将との恋バナのお話続編：主人公の恋をサポート ページ18
「隆景に振り向いてもらいたい！」
この一言が、あの子の今日最初の言葉だった。
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「えっと、振り向いてもらいたいっていうのは、つまり何かしら？」
「その…彼に対して、積極的になってみようかなって…それで、将ちゃんに、色々教えてほしいなって」
…この子、結構本気ね。
隆景…とかいったかしら？彼、朴念仁よね。あぁゆう人は振り向かせるのが難しいわ…。
「ねぇ、どうしたらいい！？」
「どうって…そうね、服装は…貴女はきっと大丈夫ね。化粧も貴女の歳なら邪魔なくらいよ。
…うん、女らしさを大事にすればきっといけるわ」
「女らしさ…」
あら、考え込んでるわ。
「でも気にしすぎると、むしろ空回りするわよ」
「………」
彼女はしょんぼりしたような顔をしている。
しょうがないわね。
これは…できれば自分で気付くものだけど…
「A、よくききなさい」
「何？」
「人間、最後に物を言うのはその人の心、その人だけの魅力よ。
貴女は私の不幸を吹き飛ばして、その上たくさんの幸せをくれたわ。
これ、誰にでもできることじゃないのよ」
自分より幾分か下にある頭を優しく撫でながら、私は続ける。
「私といる時のAはいつも自然体だわ。だから私も自然に振る舞える。
いい？誰かのマネをしたり、かっこつけたりする必要はないの。
貴女は貴女らしく、彼に接しなさい。…どう、わかった？」
「…少しは」
「そうね。後は自分で探してみなさい？」
「うん。ありがとう、将ちゃん」
やっと笑った。
やっぱりこの子は笑顔が一番。
…あら？
「ねぇ、あそこにいるの、彼じゃない？」
「あっ！た、隆景！？」
「丁度良いわ、行ってらっしゃい！」
「え！？」
「いいからいいから！貴女らしさを大事にね！」
そう言ってAを背中を押してやれば、
彼女ははにかみながらあの男の方へ駆けて行った。
「頑張りなさい」
恋する乙女は、時に何よりも美しくなるわ。
〜オマケ(台詞のみ)〜
「…あら元親」
「何をしている？」
「Aの恋の応援よ」
「あぁ、あそこの男と…ん？」
「何よ」
「あの男…たしかAに惚れてるって…」
「えぇ、そうよ？」
「何故教えてやらんのだ」
「恋は自分で掴むものがあるから楽しいのよ」
「フッ、それもそうだな」
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遅れてごめんなさい！
いかがでしたでしょうか？実は両片思いだったり＾＾
リクエストありがとうございました！
ずっと一緒 ユイ@海音梨空琶 半兵衛の現パロでクリスマス→←上の続き
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ヒヨコダイル - 皆さん、ここへリクエストを書くと、私は気づくのにとっても時間がかかります。お手数ですが、短編集リクエストは一番新しいところへお願いします (2017年9月17日 22時) (
レス) id: 3e0b1caa50 (このIDを非表示/違反報告)
ヒヨコダイル - 紅姫さん» 了解です (2017年9月16日 12時) (レス) id: 3e0b1caa50 (このIDを非表示/違反報告)
紅姫 - はい！ 助けに来てくれた場面でお願いします！ (2017年9月12日 19時) (レス) id: b0efbd718f (このIDを非表示/違反報告)
ヒヨコダイル - 紅姫さん» そろそろ小説がいっぱいなので５につくりますね (2017年9月10日 17時) (レス) id: 3e0b1caa50 (このIDを非表示/違反報告)
ヒヨコダイル - 紅姫さん» 承りました。「囚われていたら」っていうのは、武将が助けに来てくれた場面を書けばよろしいですか？ (2017年9月10日 17時) (レス) id: 3e0b1caa50 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ヒヨコダイル | 作成日時：2016年10月9日 19時
