仲の悪い親子

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しばらくたって光一が戻ってきた


光一『頭ひえたか？』









僕の顔を見て光一は驚いていた
僕が泣きそうな顔しとったから





光一『その顔は後悔したんやな？』








『光一んとこにAはおるん？
なぁ僕ちゃんと謝りたいねん
会わせて？』

光一『俺んとこにはおらんよ
学校の友達の家とかやないの？』



え、、、おらんの？やったらどこにおるん？なぁ






『お…ら……の』

光一『え？』

『おらんの、
学校にも今日は行ってへんみたいやし友達のとこおったら学校行くはずやしおかんにも友達にも聞いたけどみんな知らんて』







光一『それって完璧に姿くらましとるってことやんな？』







このまま帰って来んかったら
どうしよう
謝れんまま僕は死んで
ずっとAに嫌われたままやったら、、、、
Aが見つける前に死んでしもうたらあいつに会わせる顔がない








あいつが死ぬ間際に
『他の人が可愛がってあげてもちゃんと親が可愛がってあげな、かわいい子には、よく笑う子には、女の子は育たんからね、約束してな？』
そういわれたんに僕は約束を破って、
すごくひどいことまで言うて
Aは笑いかけてくれんくなった



光一『ぉ、、、、、ぃ、、、、ぉ、、、い、、、なぁしっかりし！剛くん』









光一のこえが遠くに聞こえるような息が苦しくて









僕は意識を手放した

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