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・Hidaka
インターホンを押せば、驚いた顔をして女が出て来た。
この女は夜の仕事をしていて、平日昼間は家にいることが多いと言っていたのを覚えていた。
「飛貴くん!?」
驚く女の肩を押して、玄関に上がり込む。
女は呆気にとられて抵抗もしない。
そのまま身体を壁に押し付け、唇を奪う。
女の頬が甘く紅潮した。
顔を離すと、女は溶けるような瞳を濡らして、俺を見上げた。
「どうしたの、急に。学校は?」
女の言葉を無視し、その腕を取って部屋の奥に進みベッドシーツに2人分の身体を埋める。
熱く見つめる女の名前を、俺は思い出せない。
愛だなんて、そんなの欠片もない。
ねえ母さん、俺こんなに汚れたんだよ。
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呑(プロフ) - Athenaさん» Athenaさん、ありがとうございます!このお話は配役も展開も思い付きの行き当たりばったりで書いているのですが、褒めて頂けるのなら良かったです。更新頑張ります! (2020年6月4日 5時) (レス) id: 2d1b1a1819 (このIDを非表示/違反報告)
Athena(プロフ) - 呑さんのお話いつも楽しみにして読ませて頂いてます!人物の配役といい、話の展開といい目が離せません! (2020年6月4日 1時) (レス) id: dbbbb4e0c8 (このIDを非表示/違反報告)
呑(プロフ) - クラゲさん» クラゲさん、ありがとうございます。ただの欲望の落書きなので、ご期待頂くようなものではありませんが、そう言って頂けて本当に嬉しいです。モチベーションになります。 (2020年3月29日 22時) (レス) id: 01d1287c7a (このIDを非表示/違反報告)
クラゲ(プロフ) - コメント失礼致します。はじめまして。何回も評価ボタンを押したいほど好きです!更新楽しみにしています!もっとたくさんの人にこの作品を知って欲しいと思います。他の作品も読んでみます! (2020年3月29日 11時) (レス) id: c5ec0b2059 (このIDを非表示/違反報告)
呑(プロフ) - れさん» れさん、後れ馳せながら、コメントありがとうございます。励みになります。見切り発車ですがゆっくり頑張ろうと思うのでお手透きの折にぜひ。 (2020年3月21日 14時) (レス) id: 01d1287c7a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:呑 | 作成日時:2019年12月21日 2時