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シェネキスが大きく震える。
それは、情報の提供を意味する。
「なぜ、こんなことに…!」
カラン、と乾いた音がした。
シェネキスを、背中合わせに座ったもう一人の彼女が拾う。
「仕方ない。これが、彼らの運命なのだとしたら。」
二人は肩を寄せ合う。
「クロー・ライト。私は、死にたくないよ…!」
涙ぐむ彼女は、クロー・ライトの体に顔を埋めた。
「怖いよ…。でも、他人を殺してまで生きたくないよ…。」
「レ・ヴュート。私は君を、必ず守るよ。私は君の盾となり、剣となる。誰にも、君を傷つけさせない。」
レ・ヴュートは、顔をゆっくりとクロー・ライトに向ける。
「私も誓うよ。何度でも。あなたを守るって。」
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作者名:N | 作成日時:2017年3月19日 23時