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ウィステリア・レインは家で、彼女をそっとベッドに下ろす。
「零、着替えさせてあげて。」
零が、ウィステリア・レインの言葉に頷くと、零とコウ・クルススはその部屋を静かに出た。
「私たちは、案外協力関係に最適なのかもな。」
部屋に入った瞬間、ウィステリア・レインが言うものだから、コウ・クルススは拍子抜けした。
「…気は合いそうかもしれませんね。」
なんとか感想を言うと、彼はクールに微笑む。
「堅苦しくしないでもいいんじゃないかな。私はすでに敬語を使っていないだろう。」
「最初から、な。」
二人は顔を見合わせて、微笑む。
心の壁は、崩れ落ちようとしていた。
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作者名：N | 作成日時：2017年3月19日 23時
