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「女王様…」





イース・リヴェルタは、めざめた。






目の前の亡骸を目の当たりにして。





「女王様‼」



為すすべはなかった。




と言うのも、魔力の消費が原因の死はどうにもできないのである。






強大な力を持つイースならば、できなくもない。




だが、本来は、死んだ人を生き返らせるのは侵してはならない禁忌




イースも、禁忌の前にはどうしようもなかった。






周りはすでに、火が消えている。





治った体をそっと動かす。






どこも痛くない。





女王の、イース・リヴェルタへの最後の贈り物だった。

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作者名：N x他1人 | 作成日時：2017年3月18日 17時

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