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episode52 ページ9

「えいりあんじゃーまんぷれんすせんすふりーかーど??」

なんだ、その変な名前のカード。

「アメリカンエクスプレスセンチュリーオンカード、ですよ」

苦笑いする安室さん。

「そうなんだー」

分からないことは考えないことに限る。
どうせ私には一生持てないカードだし。

「ありがとう。たくさん買ってもらっちゃって」

「いいんですよ。Aさんはいつもシンプルで大人っぽい服ばかり着ているイメージがあったので。

これくらい女の子らしくて可愛い服も似合うと思っただけですよ」

私は洋服タンスにある服を思い浮かべた。

引っ越して来る時、あんまりたくさんの物は持って来られなかったので、服も少なかった。それを見て、赤井さんがデパートで服を買ってきてくれたんだけど。

確かに赤井さんが買ってきてくれた服は、どれもシンプルで着まわしの効くようなものばかりだ。

こんな服は持ってなかったから、なんだか新鮮。

「すばるさんがね、洗濯しやすいからって」

「……はい?」

安室さんが首をかしげる。

「……もしかして、その服は沖矢さんに買ってもらったんですか?」

「う、うん」

あ、あれ?
どうしたんだろ? なんか、安室さん、怒ってる?

「Aさん」

安室さんが私の頰にそっと手を当てる。
長い指先で、さらりと顔を撫でられて、思わずびくっと肩が揺れた。

「は、はい……」

安室さんが少し屈んで、私の耳元に顔を近づける。石鹸みたいな清潔ないい香りが、ふっと安室さんから漂ってきて、一瞬くらくらする。

「Aさんはやっぱり、そんなシンプルな服より、可愛い服の方が絶対に似合ってますよ」

「で、でも、このワンピースも可愛いって言ってくれたじゃない」

「気が変わりました」

悪戯っぽく小首を傾げ、ウインクする安室さん。


その時。

ふいに後ろから聞き覚えのある声が聞こえてきた。


「おや、こんな所で奇遇ですね。安室さんに______________A、さん」

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常夏(プロフ) - コナンの小説でこんなに笑ったの初めてですwww (2021年11月3日 23時) (レス) @page16 id: 3853130063 (このIDを非表示/違反報告)
まい(プロフ) - はじめまして。すっごく面白いくて一気読みしました!更新楽しみにしてます(^_^) (2019年9月28日 7時) (レス) id: 3d2c2e3b7f (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - あぁあぁあこの展開すきぃいいい! (2019年9月26日 20時) (レス) id: a9cd84d524 (このIDを非表示/違反報告)
名探偵銀ちゃん - 銀魂臭!最高ですネクロマンサー! (2019年9月16日 23時) (レス) id: b151daad25 (このIDを非表示/違反報告)
坂竹会長 - ページ4、rx-7のrxをRX-7にしたほうがいいと思います。なんか、、上から目線で申し訳ないです…… 失礼しました (2018年10月8日 17時) (レス) id: d6f7fc00e7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:海星 | 作成日時:2018年3月29日 21時

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