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安室さんと接触しないように＿＿＿＿＿
赤井さんに忠告された日の翌日、同じような事を同じような口調でコナンからも電話で告げられ、俺はひそかに混乱していた。
なんでそこまで安室さんと俺を遠ざけようとするのか。
何か他に理由があるのではないだろうか？
実際、最近になって赤井さんやコナンは、しょっちゅう家で顔を突き合わせては、何やら相談しているのだ。
時折聞こえる、「バーボン」や「キールからの情報」というキーワード。
「彼はもうそろそろ行動をおこすはすだ」
「赤井さんも気をつけて＿＿＿＿＿」
「分かっている」
そんなやりとりを横目で見ながら、もやもやする。
そりゃまあ、俺は、戦力としてほとんどゼロに近いけどさ。
ちょっとくらい話してくれてもいいんじゃないの？
そうこうしている間に、あっさり事は起こった。
あれだけ忠告されたいたのに、俺は安室さんとばったり遭遇してしまったのである。
● ● ●
大型スーパーの食材コーナーで、今日の夕飯は何にしようかなんて考えていたら、後ろからポンと肩をたたかれた。
振り返り、ぎょっとして固まる。
「あ、あむろさん……」
白いシャツに下は黒のスーツという出で立ちで、安室さんがにこやかに微笑みながら、俺の後ろに立っていた。
え、全然気配感じなかった………こえぇー……。
俺が大根を片手にぽかーんと突っ立っていることなどお構いなく、安室さんは相変わらずのキラキラオーラを振りまきながら、俺の横までやって来る。
「お久しぶりですね、Aさん。あれから一度もポアロに来てくれないので、寂しかったんですよ」
「あはは……ちょっと仕事が立て込んでて…すみません」
「そうだったんですね……てっきり嫌われてしまったのかな、と」
眉を下げて、少し困ったような顔をする安室さん。この顔で男なんだよな、と思いながら、俺は「そんなことないですよ」と笑い返しておく。
「ハムサンド美味しかったですし……あれから自分でも家で作ってみたんですが、どうも上手くいかなくて……」
「ああ、あれは隠し味があるんですよ」
安室さんはあっさり告げた。
「隠し味！？ そうだったのか…どうりで…上手くいかないわけだ」
俺が納得して笑うと、安室さんが愛想よく言った。
「よければ作り方、お教えしましょうか？」
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サヤ(プロフ) - 読み始めたばかりですが、面白いです！ でも気になるのが原作では38だったので主人公の年齢と釣り合ってないのが気になります……。 (2020年6月11日 10時) (
レス) id: d5b4d3cb80 (このIDを非表示/違反報告)
海星(プロフ) - RE MIさん» わわわ！！ 耐えられないくらい嬉しいです！！ ありがとうございます！！ (2019年10月18日 0時) (レス) id: 9bd37337b9 (このIDを非表示/違反報告)
RE MI(プロフ) - 耐えられないくらいこの小説すきぃ (2019年10月17日 23時) (レス) id: d7e1eef818 (このIDを非表示/違反報告)
海星(プロフ) - 明里香さん» 毎度毎度すみません！ お恥ずかしい……いつもコメントありがとうございます！ (2019年10月17日 20時) (レス) id: 9bd37337b9 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 43話に誤字がありました。「彼女と一瞬なんです」ではなく、「彼女と一緒なんです」です。 (2019年10月17日 19時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：海星
| 作成日時：2019年10月10日 22時
