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「はあ、まあ……。俺の弟の幼馴染なんで。もう半分妹みたいな感じっすね」
「なるほど。妹みたい、ですか…」
はい、と頷いてから、あれ？ と首をかしげる。
そういえば、この目の前の男はなんなんだ、いったい……なんで蘭ちゃんのこと知ってんの？
怪しーな………年齢不詳だし……チャラいし…。
「あー、えっと…あなたは？」
「失礼しました。僕は安室透と言いまして……」
俺は愛想笑いを浮かべて、目の前の男性をさりげなく観察する。
なんだろう？ あんまり隙のない雰囲気…かな。手首太いな。腕っ節は強そう……あ、時計してる。結構高いやつじゃないか、あれ。
あ、なるほど！ わかった！ わかったぞ！
ははは、謎は解けた。今度こそ正解だろ。間違いない。
俺が心の中でうんうんとうなずいていた、
「……あの、聞いてます？」
いつのまにか安室さんが、こちらをじっと覗き込んでいる。
大きな青い目。長い睫毛。はっとするほど形の良い唇。
俺はびくっとして、思わず飛びのいた。
あ、安室さん、顔ちけーよ……てかめちゃくちゃ顔整っててびっくりした……。
男に見えない…。
「す、すみません、ぼうっとしてました」
俺は汗をかきながら、苦笑いを浮かべる。
安室さんは、面白そうな顔で俺を見る。
「……なんだか僕を観察しているように見えましたけど？」
「へ？… …はははー、いやまさか、そんな」
冷や汗がダラダラ流れる。
この人何者！？ なんか怖いんだけど……。
「そうですよね。 言ってみただけですよ。そんなに驚かないでください」
いやいや驚くよ、普通。
なんか父さんとか新一みたいな人だな……。
こっちの目つきや行動一つで、何でも思考を読んでくる、この感じ。
「安室さん、ですね…えっと…それで」
「やっぱり聞いてなかったんですね」
呆れ顔で言われる。
「僕は実は毛利探偵の助手をしてるんですよ。その片手間に喫茶店のアルバイトをしてまして…」
「毛利探偵の！？ はあ〜。ナルホド」
それで蘭ちゃんとは知り合いなわけか。
でも事件解決してるのって、俺の小さくなった弟なんだよな……この人はそれを知らないわけだ。
毛利のおじさんって、悪い人じゃないんだけども、お調子者だからな。
俺はひそかに、ご愁傷様です、と目の前の安室さんに手を合わせた。
「あ、そうだ。まだお名前伺ってませんでしたね？」
「え、ああ…俺は＿＿＿＿＿＿
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サヤ(プロフ) - 読み始めたばかりですが、面白いです！ でも気になるのが原作では38だったので主人公の年齢と釣り合ってないのが気になります……。 (2020年6月11日 10時) (
レス) id: d5b4d3cb80 (このIDを非表示/違反報告)
海星(プロフ) - RE MIさん» わわわ！！ 耐えられないくらい嬉しいです！！ ありがとうございます！！ (2019年10月18日 0時) (レス) id: 9bd37337b9 (このIDを非表示/違反報告)
RE MI(プロフ) - 耐えられないくらいこの小説すきぃ (2019年10月17日 23時) (レス) id: d7e1eef818 (このIDを非表示/違反報告)
海星(プロフ) - 明里香さん» 毎度毎度すみません！ お恥ずかしい……いつもコメントありがとうございます！ (2019年10月17日 20時) (レス) id: 9bd37337b9 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 43話に誤字がありました。「彼女と一瞬なんです」ではなく、「彼女と一緒なんです」です。 (2019年10月17日 19時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：海星
| 作成日時：2019年10月10日 22時
