狂騒ガイダンス！ ページ32
学園長室
観測者:ユウ
ﾃﾞｭｰｽ「学園長、失礼します」
ｴｰｽ「失礼しまーす」
放課後、学園長に呼び出されていたので授業後すぐに学園長室に向かった。てっきりアリシアさんも来ていると思ったが、姿がない。
ｸﾛｳﾘｰ「みな揃っていますね。では早速本題に入りますが…先日のハーツラビュルの1件が一段落ついたので君たちにもきちんと話をしておこうと思いまして」「魔法士になるからには、ローズハートくんが陥った暴走状態については詳しく知っておく必要があります」
ﾃﾞｭｰｽ「オーバーブロット、でしたっけ」
ｸﾛｳﾘｰ「ええ、そうです」
ｴｰｽ「オレも兄貴から話を聞いた事くらいはあったけどブロットが溜まりすぎるとまさかあんな風になるなんてなぁー。マジで闇堕ちバーサーカー状態ってカンジだったね」
ｸﾞﾘﾑ「なあなあ、まずブロットってなんなんだゾ？」
ｸﾛｳﾘｰ「そうでした。ユウくんとグリムくんはそこから説明が必要でしたね。では教えてさしあげましょう。私、優しいので」
ｸﾛｳﾘｰ「…ゴホン。ブロットというのは、魔法の使用に伴う廃棄物のようなものです。例えば、自動車は燃料を消費して走り同時に排気ガスを吐き出しますよね。魔法は魔力を消費して発現し、同時にブロットが吐き出される…と考えるとわかりやすいでしょうか」
ユウ「つまり、魔法の排気ガス？」
ｸﾛｳﾘｰ「その通りです。有史以来、現在に至るまでブロットについてはさまざまな研究が進められていますが、その存在にはいまだ謎が多い」
「1つだけハッキリわかっているのは非常に毒素が強く、溜めすぎると魔法士の心身を害するということだけ」
ｴｰｽ「そういや、昔ばーちゃんから"ブロットが溜まるから気軽に魔法を使うな"って口酸っぱく言われたっけ」
エースのモノマネが面白くて笑いそうになった。緊張感…。
ｸﾛｳﾘｰ「大きな力にはリスクが伴う。どんなに優れた魔法士も、無尽蔵に魔法を使えるわけではないんです」
ｸﾞﾘﾑ「つまり魔法を使えば使うほど不健康になるってことなんだゾ！？」
ｸﾛｳﾘｰ「いいえ、そうとも限りません。こればかりは説明するより見せたほうが話が早そうですね。ゴーストのみなさん、お仕事ですよ！」
この流れって…まさか。
ｺﾞｰｽﾄA「やあやあ。お呼びかね、学園長」
ｴｰｽ「え？な、なになに？」
ｸﾛｳﾘｰ「ひとつ、この若人たちに胸を貸して鍛えてやってください」
ﾃﾞｭｰｽ「えぇっ！？」
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ノヂヨ(プロフ) - ラムさん» ラムさん。お返事遅くなり申し訳ございません。アナログ絵と自分が執筆中にイメージしている姿でよろしければ後ほど掲載させて頂きます。イメージと違うと思いますが予めご了承ください。 (2021年3月22日 22時) (
レス) id: a4422f3a77 (このIDを非表示/違反報告)
ラム - 夢主人公のイメージイラストが見てみたいです (2021年3月7日 23時) (レス) id: 2a665cb182 (このIDを非表示/違反報告)
ウィルゴ・パルテノス - 続きお願いします (2020年8月12日 20時) (レス) id: 97fd350fc4 (このIDを非表示/違反報告)
ウィルゴ・パルテノス - 続きお願いします (2020年8月7日 19時) (レス) id: 97fd350fc4 (このIDを非表示/違反報告)
ノヂヨ(プロフ) - 、さん» ご指摘ありがとうございました (2020年7月11日 19時) (レス) id: 515a0e6435 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ノヂヨ | 作成日時：2020年7月11日 18時
