学食スクランブル！ ページ27
観測者:ユウ
また不思議な夢だ…。
風の音が聞こえる。辺りには荒野が広がっていた。
何もないからこそ、遠くのものも鮮明に見える。例え曇り空であったとしても。
切り立った崖の上に現れた1匹の雄ライオンとお供らしき猿。彼らがライオンの赤ちゃんを掲げて空を見上げると、雲間から光が差し込んで祝福するかのようにその子を照らした。
ユウ「なんだか壮大な夢だったなぁ」
ｸﾞﾘﾑ「ンゴニャ〜…どうだぁ…グリム様の力思い知ったかぁ…」
…夢の中の風の音って、ひょっとしてグリムのいびき！？それにしても…
ユウ「で、でっかい寝言！」
ｸﾞﾘﾑ「暴君リドルをこらしめてやったゾ〜…ふがっ！？あれ？オンボロ寮？なんだぁ〜夢かぁ…リドルなんかメじゃない最強魔法士になれたと思ったのに。ガッカリ」
ユウ「じゃあ修行あるのみだね」
ｸﾞﾘﾑ「よしっ！じゃあ気を取り直して…今日も大魔法士になるために学校へ行こう！なんだゾ〜」
アリシアさんは用事があるので先に行ってます、とメモを残していた。誰もいない(ゴースト達はいるけど)寮に向かって行ってきます、と挨拶をして僕達は学び舎へ足を向けた。
大食堂
ｸﾞﾘﾑ「ゔ〜、トレインセンセーはオレ様を眠らせる魔法を使ってるとしか思えないんだゾ。どんなに抗っても眠気に負けちまう！」
ﾃﾞｭｰｽ「お前、授業が始まって5分で寝ただろう。全然抗えてないじゃないか」
ユウ「アリシアさんが毎回鞭を使って起こしてくれたけど…鞭を使って…」
ｴｰｽ「昼飯なに食べよっかな〜♪」
思い出しても怖いのか青ざめるグリム。寝ていて事情を知らないエースは即興の歌まで歌ってご機嫌だ。
ｴｰｽ「…って、あれ？なんか今日やたら食堂が混んでるな」
ゴースト「今日は月に1度のスペシャルデー！麓の街から大人気のベーカリーが出張営業中だよ！早い者勝ちの売り切れゴメンだ！」
皆思い思いのパンを注文して…ああ、スーパーの特売日に詰めかけるおばさん達みたいだ。
ゴースト「卵サンド売り切れました！デラックスメンチカツサンド、最後の1つでーす！」
ｴｰｽ「へー、どれも美味そうじゃん。オレも買ってこよっかな？」
ﾃﾞｭｰｽ「スゴい人気だな。ユウとグリムはどうする…あれ？」
ユウ「グリムがいない！」
あっ！？先頭にグリムが割り込んで…
ﾃﾞｭｰｽ「あいつ、食べ物のことになると我を忘れすぎだろ！」
ｴｰｽ「あ〜あ〜」
ユウ「グリムー！ハウスー！」
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ノヂヨ(プロフ) - ラムさん» ラムさん。お返事遅くなり申し訳ございません。アナログ絵と自分が執筆中にイメージしている姿でよろしければ後ほど掲載させて頂きます。イメージと違うと思いますが予めご了承ください。 (2021年3月22日 22時) (
レス) id: a4422f3a77 (このIDを非表示/違反報告)
ラム - 夢主人公のイメージイラストが見てみたいです (2021年3月7日 23時) (レス) id: 2a665cb182 (このIDを非表示/違反報告)
ウィルゴ・パルテノス - 続きお願いします (2020年8月12日 20時) (レス) id: 97fd350fc4 (このIDを非表示/違反報告)
ウィルゴ・パルテノス - 続きお願いします (2020年8月7日 19時) (レス) id: 97fd350fc4 (このIDを非表示/違反報告)
ノヂヨ(プロフ) - 、さん» ご指摘ありがとうございました (2020年7月11日 19時) (レス) id: 515a0e6435 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ノヂヨ | 作成日時：2020年7月11日 18時
