増長ジャッジメント！ ページ1
ﾊｰﾂﾗﾋﾞｭﾙ寮の談話室に4人の男が居た。ソファに腰掛ける華奢な赤い髪の少年は目の前で涙目になり震えている男を一瞥し、問うた。
ﾘﾄﾞﾙ「ﾊｰﾄの女王の法律・第249条"ﾌﾗﾐﾝｺﾞの餌やり当番はピンク色の服を着用すること"…今日はキミが餌やり当番だったはずだよ。ピンク色の服は？何故着ていないんだい？」
寮生「申し訳ありません、洗濯中で…り、寮長！どうか、首をはねるのだけは！」
ﾘﾄﾞﾙ「キミがﾙｰﾙを破るのはこれで2度目だ。もう看過できない。
寮生の懇願も虚しく、談話室に断末魔が響く。ﾘﾄﾞﾙの後ろに控えていたﾄﾚｲとｹｲﾄは目を伏せた。
ﾘﾄﾞﾙ「5000文字の反省文と、庭の草むしりを1週間だ。そうしたら魔法を解いてあげよう」
泣き崩れる寮生にﾘﾄﾞﾙは不快感を露わにした。
ﾘﾄﾞﾙ「ボクだってやりたくて首をはねてるわけじゃない！キミたちがﾙｰﾙを破るからだろう⁉ﾙｰﾙ違反を軽視することはキミたちのためにならないんだ。わかったね。…ﾄﾚｲ、ｹｲﾄ。彼を外へ」
ｹｲﾄ・ﾄﾚｲ「「…はい、寮長…」」
観測者:アリシア
『……ッ⁉』
ﾄﾚｲ先輩はレシピ本を返しに来るだろうと予測出来たため、図書室で彼を待っていたのだが、再び黒い液体が落ちてくる幻覚を見た。前回よりも黒い液体の量が増えていた気がする。心配そうにこちらを見てくるﾃﾞｭｰｽさん達にﾄﾚｲ先輩に声を掛けるよう促した。
ﾃﾞｭｰｽ「ｸﾛｰﾊﾞｰ先輩」
ﾄﾚｲ「…！お前たちか…」
ﾃﾞｭｰｽ「図書室で待ち伏せしていれば、ﾏﾛﾝﾀﾙﾄのレシピ本を返しに来ると思ってました」
ｴｰｽ「オレたち、やっぱ寮長のやり方に納得いかねーんだけど」
ﾄﾚｲ「…だろうな」
ｴｰｽ「アンタ実際アイツのことどう思ってんの？小さい頃からずっとそうやってアイツにぺこぺこしてきたわけ？」
ﾄﾚｲ「！誰から聞いた？」
ﾃﾞｭｰｽ「ﾁｪｰﾆｬという奴からです」
ﾄﾚｲ「ﾁｪｰﾆｬ…そうか、あいつか」
狸がﾄﾚｲ先輩に対しﾘﾄﾞﾙ寮長よりも年上なら怒れば良いと言っていたが、不可能だろう。
ﾄﾚｲ「もちろん、必要があればそうするさ。でも…俺にはあいつを叱ることなんかできない」
ｴｰｽ「なんで！」
詰め寄るｴｰｽさん。ﾄﾚｲ先輩は静かな口調で理由を端的に話した。
ﾄﾚｲ「ﾘﾄﾞﾙの全ては、厳しいﾙｰﾙのもとで"造られた"ものだからだ」
ﾃﾞｭｰｽ「え…？」
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ノヂヨ(プロフ) - ラムさん» ラムさん。お返事遅くなり申し訳ございません。アナログ絵と自分が執筆中にイメージしている姿でよろしければ後ほど掲載させて頂きます。イメージと違うと思いますが予めご了承ください。 (2021年3月22日 22時) (
レス) id: a4422f3a77 (このIDを非表示/違反報告)
ラム - 夢主人公のイメージイラストが見てみたいです (2021年3月7日 23時) (レス) id: 2a665cb182 (このIDを非表示/違反報告)
ウィルゴ・パルテノス - 続きお願いします (2020年8月12日 20時) (レス) id: 97fd350fc4 (このIDを非表示/違反報告)
ウィルゴ・パルテノス - 続きお願いします (2020年8月7日 19時) (レス) id: 97fd350fc4 (このIDを非表示/違反報告)
ノヂヨ(プロフ) - 、さん» ご指摘ありがとうございました (2020年7月11日 19時) (レス) id: 515a0e6435 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ノヂヨ | 作成日時：2020年7月11日 18時
