3話 ページ4
＠学校
んー。今日の授業終わったー！
かえろっと。
今日は千秋先輩がおいしいご飯を作ってくれる予定なんだよね。
峰「高宮ー、今帰りか？」
貴方「あ、峰くん。うん。今から帰るよ。」
峰「相談なんだけどさー。学祭どうする？」
あ、そっか。もうすぐ学祭かー。
貴方「Sオケで何かやるの？」
峰「できたらいいよな。」
確かに。楽しそう。
千秋「A、今帰りか。」
貴方「あ、先輩。」
峰「ちょうどいいところに来たな。千秋。学祭どうする？Sオケで何かやろうぜ。」
シュトレーゼマン「それはいけません。」
え？
シュトレーゼマン「千秋はー、Aオケでピアノコンチェルトをやってもらいます。AチャンはAオケのコンマスに昇格デス。」
え？私がAオケのコンマス？
千秋「は？ピアノコンチェルト？」
シュトレーゼマン「そうデス。ラフマニノフのピアノコンチェルトデス。難しいからちゃんと勉強してきなさいネ。」
ラフマニノフのピアノコンチェルト？
すっごく難しいやつだ。
峰「なんでだよ。千秋はSオケの正指揮者だろ？高宮だって、Sオケのメンバーだろ。」
シュトレーゼマン「Sオケにとどめておくのはモッタイナイ。わかりましたネ？千秋、Aチャン？」
千秋「俺は、ピアノじゃなくて指揮が
シュトレーゼマン「師匠に逆らうんじゃありまセン。じゃあ、この後予定があるカラ。バイバイ。」
行っちゃった。
千秋「なんなんだよ。急に。」
峰「お前らどうするんだよ。」
どうしよう。
千秋「A、お前はどうするんだ？」
どうしよう。
でも、これって。
貴方「私はAオケで頑張りたいです。せっかくシュトレーゼマンがくれたチャンスなので。きっと勉強になることがたくさんあると思います。」
千秋「そうだよな。峰、悪い。指揮者は別のやつにやってもらってくれ。」
峰「なんなんだよ。お前たち、もういい。SオケはAオケを打倒する。じゃあな。」
なんか裏切ったみたいになっちゃったな。
千秋「A、気にするな。帰るぞ。ラフマニノフのピアノコンチェルトなら、うちにウィーンフィルのCDがある。勉強するぞ。」
貴方「はい。」
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作者名：愛梨 | 作成日時：2020年2月18日 13時
