1話 ページ2
ー次の日ー
んー。朝だ。
貴方「おはようございます。」
千秋「おはよ。さっさと準備して練習しにいくぞ。」
貴方「はい。」
@練習室
千秋「昨日一晩考えたんだけど、俺のパートはそのままで行こう。」
え。
貴方「じゃあ、私がのだめちゃんのパートを?」
千秋「ああ。」
のだめちゃんのパートを千秋先輩が弾くんだと思ってた。
千秋「のだめとやってわかったことだが、のだめのパートの方が自己表現がしやすい。」
自己表現?だったら、なおさら千秋先輩がやった方がいいんじゃないのかな?
千秋「お前の自己表現。遠慮を解放したところ。あの、部屋で弾いてくれたバイオリンみたいな楽しそうな音色。俺は、それがもう一回聴きたい。それをみんなに聴いてもらいたい。俺なら、それが引き出せる。」
私のために?だったら、千秋先輩の気持ちに答えたい。
貴方「私にやらせてください。」
千秋「8分で譜読みしろ。そしたら、すぐに合わせるぞ。いいな。」
貴方「はい!」
よし、やるぞ。
ーーーーーーーー
ー発表会ー
うー。緊張する。
千秋「A?緊張してんのか?」
貴方「緊張するに決まってるじゃないですか。だって、こんなに人が、
(ギュッ)
千秋「大丈夫だ。、、、お前は俺が認めたピアニストだ。何も心配することなんてない。」
千秋先輩、あったかいな。
千秋「自由にやれよ。」
貴方「はい。」
千秋「さあ、楽しい音楽の時間だ。行くぞ。」
貴方「はい!」
(パチパチパチ)
人がいっぱいいる。それも、全員エリート。でも、もう大丈夫。緊張なんてしない。
千秋先輩と一緒なら、できる。
みんなに私のピアノを聴いてもらいたい!
♪〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
楽しい。
私の欲しい音を千秋先輩がくれる。ピッタリ合う。
気持ちいい。
初めてかもしれない。
こんなに演奏しながら鳥肌が立っているのは
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜♪
(パチパチパチ)
最高の出来だったかも。
気持ちよかった。
ーー
千秋「やればできるじゃん。いい演奏だった。」
貴方「はい。ありがとうございました。とっても楽しかったです。」
千秋「俺もだ。次は、オケだろ?行ってこい。」
貴方「はい。行って来ます。」
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作者名:愛梨 | 作成日時:2020年2月18日 13時