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夕飯の支度が終わり、時計見ると午後6時を回り良い時間。
そろそろ康二を起こそうとリビングの席を立つと、鈍い何かがぶつかったような音がして思わず変な声を出してしまった。
宮 「 康二…? 」
恐る恐る寝室を開けると扉側に背を向けるようにして康二が肩で息をしてるのが確認できた。
向 「 ごめんなさい、涼太くん、」
壁際に携帯が落ちていたから携帯を投げたのだと勝手に予測した。
康二の目からはたくさんの涙が溢れていて、考える間もなく抱きしめることしか出来なかった。
宮 「 康二…落ち着いて、どうしたの、大丈夫だから。」
向 「 大吾、、見つかってしもうて、やだ、涼太くん、、」
パニックになりつつある康二を落ち着かせながら考えてみる。
大吾、、
こんなに康二が取り乱すということはこの腕の跡となにか関係があるに違いない。
向 「 涼太くんごめんなさい、、俺なんかが涼太くんの隣におったらあかんねん、ごめんなさい、、」
今の康二は正確な判断がきっと出来ないはず。
宮 「 康二……大丈夫だから。俺が居るよ。」
無理やりではあるけどベットに一緒に横になり、少しでも安心させたくて抱きしめた。
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翔太の妹で目黒の彼女そして阿部と浮気 - なんかほっこりできるお話です^^これからが楽しみです (2020年8月3日 15時) (レス) id: ed717fdd1f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:or3 | 作成日時:2020年8月3日 1時