康二くんと大人な涼太くん (ページ2)

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大学の講義を3コマ終えて、バイト先の飲食店へ向かうとそこには既に照が店のセッティングをしていた。

宮「お疲れ様。今日ふっかは？」

岩「あー、昨日飲ませすぎちゃってでろでろでさ。今俺んち居るから今日は勘弁。」

宮「もう、照にとってふっかが可愛くて仕方ないのは分かるけどあいつ腰悪いんだからもう少し丁寧にね。」

照はわかってると言いつつにやにやしながら店の奥へダンボールを取りに行った。

午後5時頃、店を開けようとすると同時に康二が店へ出勤してくる。

向「照にぃと涼太くんお疲れ様で～す！」

岩「おー来たか。今日もホール頼むわ、よろしく」

任せてください！と康二は黒いエプロンを身につける。

店先へ開店の合図の暖簾をかけていると康二がやってきた。

向「お疲れ様です涼太くん」

宮「お疲れ様。今日もよろしくね」

向「任せてください！涼太くん補給するために頑張るんで俺！」

なんか余計なことを言ってる気がするけど康二と店の中へ戻り、仕事を始める。

岩「康二！これ2番」

向「はいよ～！」

テキパキ動く康二を見ながら照が呟く。

岩「舘さんいいやつ見つけたな」

宮「康二のこと？でもまだ高校生だよ。社会的に俺ヤバいやつじゃない？」

岩「好きでしょ？康二のこと」

宮「それはそうだけど。」

ならオールオッケー。と照はまた作業に戻って行ってしまった。

何がオールオッケーなんだか。