6話 ページ6
雨宮「再開なんて大げさな。葉月っぽいデザイン画なら。」
古川「クオリティーが違う。あっちはリハビリ。でも、このデザイン画は春夏コレクションの表紙を飾れる出来栄え。」
雨宮「そんなの葉月にしかわかんないよ。」
古川「そりゃそうだよ。他の人にわかられてたまるか。私がどんだけ長いことAのデザイン画見てきたことか。」
高校生のころからだっけ。
古川「もしかして、これ。羽生さん?」
雨宮「うん。これ書いてるところ見られてからなんかアイスショー誘ってくださったり、話がしたいって言ってくださったりしてて。」
古川「そっか。まあ、良い機会じゃない?スランプ気味だったみたいだから。」
え。
雨宮「そんなにバレバレだった?頑張って隠してたのに。」
古川「私にしかわかんないから大丈夫。じゃあ、私帰る。」
あれ?
雨宮「話があるんじゃなかったの?」
古川「デートしてきたからのろけてやろうと思ったけど、やめた。明日の夜、また来るね。」
雨宮「あ、うん。わかった。じゃあね。」
古川「うん。また明日。」
ーーーーーーーー
@レストラン
早く着きすぎちゃったかな。
なんでかわからないけど、緊張してる。
どうしよう。
羽生「お待たせ。ごめんね。待った?」
雨宮「い、いえ。」
羽生さんも結構早く来たな。
よかった。
羽生「コース頼んじゃったんだけど、アレルギーとかある?」
雨宮「ないです。ありがとうございます。」
羽生「じゃあ、注文した通りにお願いします。」
店員「かしこまりました。」
すごい。なんかスマートだ。
羽生「今日は時間作ってくれてありがとう。」
雨宮「いえ。」
羽生「実はお願いが2つあるんだ。」
なんだろう。
デザイナーを紹介してほしいとかかな?
68人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:はるか | 作成日時:2021年1月12日 16時