2話 ページ2
こうして冒頭にもどる。
古川「1人足りないような気がするんですけど。」
aa「あ、ごめんね。ちょっと遅れてて。もうすぐ来るから。じゃあ、とりあえず自己紹介からしようか。」
だめだ。全然頭に入ってこない。
空気に飲まれてるっていうか。
古川「A?」
雨宮「ん?何?」
古川「何?って。次、Aの番だよ。」
雨宮「すみません。雨宮Aと申します。よろしくお願いいたします。」
隅っこの方にいよう。
??「ごめん。遅くなった。、、、え?」
ん?
aa「あ、結弦ー。来た来た。遅かったな。」
この人って。
羽生「高校同期の食事会って聞いてたんだけど。」
aa「悪い悪い。こうでもしないと来ないだろ。」
私と同じ状況かな。
初めて生で見たけど、羽生さんって、すっごく体幹がいい。
どうしよう。
デザインのアイデアがどんどん浮かんできた。
家に帰ったら、書き起こさないと。
ー30分後ー
男性陣、ご愁傷様って感じだな。
葉月の後輩は二人そろって羽生さんのところにいるし、葉月は向こうの幹事の人とラブラブ。
そろそろ帰ろうかな。
思いついたデザイン案が抜けちゃいそう。
ん?ちょっと待てよ。
さっき休憩スペースみたいなところあったような。
あそこで一旦書いてこよう。
それで、戻ってきて葉月が問題なさそうだったら帰ればいいし。
@休憩スペース
できた、、。
羽生「すごい。」
え?
雨宮「は、羽生さん。いつからそこに?」
羽生「10分ぐらいかな。雨宮さん。どこかで聞いたことある名前だと思ってたんですけど、デザイナーさんですよね?雨宮デザイン事務所の。」
雨宮「は、はい。」
知ってたんだ。
うれしい。
羽生「ずっと気になってたんです。きれいなデザインだなと思って。」
雨宮「ありがとうございます。実はこれ。」
ちょっと待って。私、今なんて言おうとした?
羽生さんを見ていて浮かんだアイデアですって言おうとしなかった?
危ない。危ない。
そんなこと言ったらドン引きされるよね。
羽生「雨宮さん?」
雨宮「あ、いえ。なんでもないです。戻りましょうか。みんな待ってるかもしれません。」
羽生「まだいいじゃないですか。雨宮さんと話がしたいんです。」
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作者名:はるか | 作成日時:2021年1月12日 16時