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《 信夫 》
次の日、
薬の時間になる前に、
点滴を引っこ抜いて、病室から逃げた。
あんな辛いこと、僕には耐えられない。
必死で走った。
でも、おっきなおっきな病院。
すぐ迷子になった。
暗いところ。誰もいない。
ふと上を見上げると、
【霊安室】
の文字。
霊安室ってなんだろう...？
ただの好奇心で、中に入った。
「なんだこれ...？」
でもなかに人はいなかった。
三つに並べられた、少し大きな箱。
と、名前...
「ここ、入っちゃいけないよ？」
急に女の声が聞こえて振り向くと、
僕と同じくらいの女の子が立っていた。
「あ、ごめんなさい...
あの、僕入院したばっかりで、
場所、わらなくて...」
僕がそう言うと、ﾆｺｯと微笑んで、
手を差し出してきた。
美「私、美嘉。よろしくね？」
「あ、よろしく...。」
美「君は...？」
「え？」
美「君の名前。」
「あ、原田信夫です。」
美「信夫ね。よろしく。」
呼びつけ...
美「私。小児病棟だから。
君も小児病棟でしょ？
連れてってあげる。」
そう言うと彼女は、すたすた歩き出した。
僕は彼女を追いかけた。
なぜか彼女を見ていると、
胸が...
胸がうるさくなる。
¨
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nana - 更新頑張ってください! (2013年10月10日 22時) (
レス) id: b78c7428a6 (このIDを非表示/違反報告)
玄利♪ - 面白いです♪更新頑張って下さい（＾Ｏ＾） (2013年8月29日 15時) (レス) id: a5e808db2c (このIDを非表示/違反報告)
AYCI - 続きが気になります！ 更新待ってます！！ (2013年8月28日 22時) (レス) id: 218b389181 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：彪魔 | 作成日時：2013年8月27日 14時
