イケメン美少女は一匹狼 ＜新・信長公記＞

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みやびside



今日は、旗印戦開幕の日。



少し皆様、ピリピリしていらっしゃいます。



「…ゴンッ！…」



秀吉「え？頭打ったのにまだ寝るん！？」



…あるお一方を除いて。



みやび「…眠りが深いんですね…」



信長「このまま放っておけば、天変地異に見舞われても起きないんじゃないか？」



謙信「Aは叩き起こさぬかぎり、絶対に起きないよ笑」



遠くから、上杉くんが笑いながら言う。



先ほどまでぶどうの言い争いをしていましたが、どうやら話題はAさんへと移ったようです。



信玄「そういやぁ伊井。お前、昔Aに派手に負けてたじゃねぇか」



直政「ハァ！？俺はただ手加減してあげただけですけどぉ！？」



伊井くんは心底腹がたったようなお顔をされる。



みやび「…なにがあったのでしょうか？」



秀吉「さぁ？俺にもわからんわ」



政宗「…まあ、昔から愛嬌のある子でねぇ。皆に可愛がられて育ったんだよ」



…なんとなく伊達くんの“可愛がった”には裏を感じますが…



すると、突然ほら貝の音が鳴り響きわたったのでございます。





Aside



…くっそ眠い…



秀吉「おい起きいや！今めっちゃすごいことなってんねんで！？」



「…興味がない…」



秀吉「マジかよっ！」



信長「…」



秀吉「…え！？みやびちゃん！？」



私は重たい顔をそっと持ち上げる。



何となく状況把握は出来た。



秀吉「…寝起きで状況把握はえぐいな…」



「んで。みやびさん出てったけど…」



秀吉「ホンマやわ！まったく何を考えてんのか…」



すると、皆が机をどけて椅子を並べだす。



秀吉も前に行き、椅子を並べた。



私は壁に寄りかかり、武田くんの行動を眺める。



謙信「しかし武田はなぜトイレに籠ったのか？」



謙信の呟きを聞きながら、大あくびをした。



「…あんま喧嘩は好きじゃないけど…見る分には十分楽しい…」



私はボソッと呟く。



政宗「…おい、A。どこに行く」



教室から出ようとすると、政宗に腕を掴まれた。



「…見世物は出来るだけ生で見たい性質なの。」



政宗「…俺も一緒に行こう」



「…マジ？」



政宗「あぁ。」



そんなこんなで私たちは教室を出て、様子を見に行くことに。



政宗「…おいおい。派手にやってんなぁ…」



トイレの扉を倒そうとしているジャージたち。



生徒「あぁ？何見てんだテメェ！！」



すると、ジャージたちに絡まれた。

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