白い彼女と太陽みたいな彼 Part2 (ページ18)

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インクが12滴ページ18

・・・なんだか腕がきつく締められている感覚が・・・

気のせいではなかった。←

何故ならジンがめちゃめちゃ怖がって無自覚のうちに腕をきつく締めている。

それが可愛くて、あぁ、私、ジンのこと大好きなんだなぁと実感してしまう。

少し前までの私だったらこんなこと絶対になかったよね。

だってさ、実の兄(二重イカ格)と父に殺されかけてその後も追われる・・・なんて体験をしたら

ボーイが怖くなるのも当たり前だけど・・・ジンが、あの太陽みたいな笑顔で私だけじゃなくて

お兄ちゃんをも救ってくれた。おかげで、私たちは家族としてやり直すことが出来た。

ジン・・・本当にありがとう。大好きだよ。

「ミツキ、どうしたん？・・・うおわっ！！」

おー、今度はニンゲンバージョンの狼男かー。←余裕が出て来た。

丁度暗闇に目も慣れて来たし・・・へー、害はないけどあそこにこっちを見るだけのお化けも

いるんだー。ジンも驚いてないし！ニンゲンの子供かな？お化けの衣装を着ずに驚かす手も

ありかー。面白いなー。

お、そろそろ出口だ。

・・・ピカンッ

目が！目がぁぁっ！←

あそこ結構暗かったんだな・・・凄く眩しく感じる。

「怖がっていただけたでしょうか～？」

「実はめちゃめちゃ怖かったです・・・」

「だけど驚かして来ないお化けもいたよ。ニンゲンの子供の格好した方がいたしょ？」

「・・・へ？」

「・・・へ？」

「そのような格好をしている方はいませんが・・・」

「・・・ここができる前って、なんだったんですか？」

「確か・・・オハカとかいう場所だったらしいですよ～。」

ブルルッ

「ジン・・・私、本物のお化け見ちゃったかも・・・」

「・・・へ？」←話に着いて行けてない。

「あのね、オハカっていうのは・・・昔、ニンゲンが死んじゃった時に、骨を埋めていた場所

なんだよ・・・ここが、昔、そのオハカだったんだって・・・」

「・・・へ・・・」

・・・

「コード・ピンク。2人の顔が青い。何があったんだ？」

「それを確かめるのがコード・ブルーの仕事だよね？」

「そうだったな。」

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常に更新遅くてすみません！スピカさんのコメントのおかげで頑張れます！

いつもありがとうございます。