手前が可愛いという証明方法 【文豪ストレイドッグス】 【中原中也】

No.7 悪戯電話？ ページ9

その日の昼休み

クラス、男女問わず私の机の周りに群がった

女A「誰よ！？あのイケメン！」

『あの人は……遅刻しそうな所を送って呉れた人……かな？』

女B「唯、それだけの関係？」

「うん……」

女B「私にチャンスあるくね？」

男A「ま、藍原にあんな男が惚れると思わねぇけどな」

と嘲笑された

美香「ちょっと！ 失礼じゃないの！」

千華「謝ってよ」

と私を庇う

やめてよ…………。

私が地味だからそう云われるの


『ちょっと……やめてよ……千華、美』

千華「良いから。ほら謝ってよ」


その時、スマホが揺れた

知らない番号だ

「ご免、ちょっと電話きたら」と抜けた


「……もしもし……？」

「鳴呼、俺だ。中原中也だ」

「如何して私の番号知っているのですか？！」

「凄腕の電網潜り(ハッカー)に頼んで探し出した」

この人さらっと犯罪の匂いがする事云ったよ

「それで、要件は何ですか？」

「お前の声を訊きにそれと……」

「そんな事で電話しないで下さい！」

顔を真っ赤にして云う

「判ったから、それと今夜会えるか？」

「そんな急に云われても……困りますよ」

「んなら良い。じゃあまた」

「もう、かけないで下さい……」

切れた

本当に彼の人は何なんだ？

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