No.21 パットしない日々 ページ26
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美「おはよう! A!」
ドンっと美香に背中を叩かれる
付き合い3年目にしてやっと慣れてきた
「おはよう……」
美「如何したの? 元気ないじゃん?」
「別に……」
昨日の事がちょっとだけショックなだけ
私とあの人では、住む世界が違うらしい
私たちと何も変わらないと思ってた
でも、其れは幻覚だった
千「話しあるから……。美香は先に入ってて」
千華が真面目な眼差しで此方を見ている
こんな顔初めて見た
「ッで……如何したの?」
「あのイケメンと喧嘩とかしたでしょ?」
「……ッ!」
図星で何も云えない
「やっぱり……。如何するの?」
「如何って……如何も出来ないよ……」
振り絞って出した声は今にも消えそうだった
「あの人……裏社会の人だから……」
「で、如何する?」
その時、携帯がなった
───中原中也───
「電話出て良い?」
千華は頷く
「もしもし……」
《俺だ……。今日の放課後でも会えるか? 》
何時もの乱暴な口調の中也だ
「はい……。場所は?」
《円舞曲でいいだろ?》
「判りました。……5時位になります」
《判った》
切れた途端、千華が聞いた
「彼奴?」
「うん」
「行かない方がいいよ!」
強く腕を掴まれた
必死な顔。冷や汗もかいてる
「如何して? 中也がポートマフィアだから?」
「殺されるよ!」
掴んでる手を握って云った
「大丈夫……だって私の好きな人だから」
その途端、千華の顔が緩んだ
「あんたも馬鹿だね」
「最高の褒め言葉ですわー」
皮肉を込めて云う
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のぶ(プロフ) - 和さん» ありがとうございます!是非評価の方もよろしくお願いします。また、やって欲しいデートがあったら教えてください! (2017年5月30日 22時) (レス) id: 02b87efdfd (このIDを非表示/違反報告)
和(プロフ) - うん。可愛い。更新楽しみに待ってます!! (2017年5月30日 20時) (レス) id: 70dae8966d (このIDを非表示/違反報告)
天原依愛(プロフ) - 新作おめでとー!タイトル気に入っていただけると嬉しい。更新頑張って! (2017年5月5日 21時) (レス) id: f371f8209b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:女武将信長 | 作成日時:2017年5月5日 21時