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191.帰還 ページ49

「おい、いたぞお前らの船とビッグ・マム!!」


全速前進で進んでいく船、その先にサンジ君達の船が見えた。
船のすぐ近くで大きく燃え上がっているのは、プロメテウスかな…あれがビッグ・マムの力か。


「ずいぶんな船団に追われてやがる!!船もかなりやられてるぞ!!」


多勢に無勢、そんな言葉がぴったりな数だ。
私が全力を出せたら焼き払えるのに…それが出来ないのがもどかしい。


「構えろ!!野郎共!!」


ベッジの号令に部下達が銃を構えた。
その前でサンジ君が船の柵に乗り背を弓なりに反らせて大きく息を吸い込む。


「んナミさァ〜〜〜〜ん♡♡助けにきたよォ〜〜♡♡」


私も柵に腰掛けて、気が抜けるなぁと目をハートにしてクネクネと腰と手を振り続けるサンジ君を見上げる。
ベッジは、目の前のサンジ君は黙殺しているようでボロボロのサウザンドサニー号を見つめていた。


「ビッグ・マムとペロスペローに何時間も追われ続け…よく生き延びたもんだ…!!船長も不在で…!!」
「ビッグ・マムの動きが止まってる…こっちに気付いたんだ。サンジ君!今のうちに戻ろう!!」


私の声にピタリとメロリン状態は止まり、柵の上から飛び降りたサンジ君に続いて私も飛び降りる。


「おい黒足!!取り引きは成立だ!!このケーキは俺達がいただく!!約束通りちゃんとママに食わせ、腹を満たすまでは手を出さねェ。ーーだが、食後は俺の自由だよな!?」
「好きにしろ。俺達の任務は、ケーキでビッグ・マムを鎮める事だ!!」
「きっと止まるわ!!」


シフォンさんの笑顔につられて私が笑うと、シフォンさんも嬉しそうに笑ってくれる。
ベッジやシフォンさん、その部下達に見送られて階段を降りるとその先にプリンが立っていた。


「おい!!A!サンジ!!……さん♡急げ てめェ死にたくねェんならな!!」


来たときと同じように、プリンの横にいるラビヤンにサンジ君と一緒に包まり、その上にプリンが乗る。


「ラビヤン!超特急!!ペロス兄さんとババロア兄さんにバレない速度で!!」
「おう!!」


風を切る音が聞こえる。
ジェットコースターに乗っているような速度でラビヤンは船に向かって飛んだ。


「ビック・マムがこっち来るよ!……あれ、ゼウスは?」
「あいつ等が倒したに決まってんだろ?」


得意気に笑うサンジ君に釣られて私も笑顔になる。
プロメテウスに乗ってベッジの船に向かって飛ぶビック・マムと入れ違うように私達は船に戻った。

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設定タグ:ONEPIECE , サンジ , 夢小説   
作品ジャンル:恋愛
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銀之助(プロフ) - ぽんぬさん» そう言って頂けると頑張ろうと思えます。ありがとうございます。デジモンのアプリやってる場合ではないですね!!近々更新致しますので今しばらくお待ちを!!楽しい作品になるように頑張ります!! (2018年7月5日 21時) (レス) id: a47038dbdc (このIDを非表示/違反報告)
ぽんぬ - わ〜!お返事ありがとうございますっ!!それを聞いて安心しました( ˘ω˘ )ほんとに毎日続きが更新されるのを楽しみにしてます!素晴らしい小説をありがとうございます!(><) (2018年6月30日 20時) (レス) id: d30ebc51ac (このIDを非表示/違反報告)
銀之助(プロフ) - ぽんぬさん» 上から目線なんてそんな事ないですよ!コメントありがとうございます!どストライクだったなんて、とても嬉しいです。私も、ああいう関係性が好きなのです。原作に溶け込むように話が書けていて安心しました。少し停滞しておりますが、最後まで頑張ります!! (2018年6月28日 7時) (レス) id: a47038dbdc (このIDを非表示/違反報告)
ぽんぬ - すっごい上から目線になってしまい、申し訳ないです…orz (2018年6月28日 0時) (レス) id: d30ebc51ac (このIDを非表示/違反報告)
ぽんぬ - 突然のコメント失礼します!サンジの夢主に対する接し方がもうどストライクで一気に全部読ませていただきました…( ˘ω˘ ) 原作にも綺麗に話が溶け込んでいてなんの違和感もなく、読むことが出来ました!是非最後まで続けて欲しいです!!更新待ってます(><) (2018年6月28日 0時) (レス) id: d30ebc51ac (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:銀之助 | 作成日時:2017年12月25日 21時

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