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171.調理開始 ページ29

「時間との勝負だ!!シフォンちゃんは、巨大シフォンケーキを焼き上げるまで、プリンちゃんは、チョコレートのテンパリング全行程まで!それぞれ2時間40分で頼む!!」


サンジ君がテーブルの上の設計図に何か書き込みながら鋭い声で指示を出す。
副料理長だったらしいし、そういう指示出しもしてたのかな。
テンパリングってなんだろ、なんか聞いたことはあるけど全くわからん。


「そこで俺の『秘策』を投入する。人を幸せの絶頂に導く『甘みの真骨頂』をみせてやる!!!」
「あ…『甘みの真骨頂』…!?♡」


プリンが両頬に手を添え、顔を赤らめてテンション高めに反応する。
秘策かぁ…なんだろう。料理が何も出来ないから検討つかないや。投入だから…砂糖とか?


『砂糖をイチから作るわけないだろう』
「私のモノローグに入ってこないでよ、クロ様」


(笑)が付きそうな、人を小馬鹿にする笑い方をしてきたクロ様に小声で文句をつける。
まぁでも…砂糖は無いか。


「3時間後に出航し、クールダウンを含め戦場でデコレーション。サニー号と落ち合うまでに『最強のケーキ』を完成させる!」
「成程、無駄がないわね」
「しかし、そんな速度で」


遠慮するように弱々しい声て会話に入って来たコックさんをシフォンさんが般若の形相でギラッと睨んだ。


「やるのよ!!!ママに国を破壊されたいの!?」
「申し訳ございません!!ついてゆきます!!」


流石、ファイアタンク海賊団のおかみさんだ。おっかない。


「よし…!調理開始だ!!!」


3人がそれぞれの持ち場へ走る。
えっと、私はどうしようか。ここに立ってても邪魔だしな…でも、何かありますか?って聞くのも迷惑そうだ。


「A!」
「へっ!?あ、はい!」


サンジ君の声がした方を見ると、「おいでおいで」と手をちょいちょい動かしている。
慌ただしく動くコックさんの間をぬって、サンジ君のところへ走った。


「なんだよ、『はい!』って」
「雰囲気にのまれちゃって」


なんだそりゃ、とサンジ君は笑っているけど手は全く休まない。テキパキとコックさん達に指示を出したり、作業を進めていく。チクショー、かっこいいなぁ。
私もプリンの事を馬鹿に出来ないわ。


「悪い。本当は休ませてやりてぇが、何も動かねぇと怪しまれるからな。Aは、俺の雑用をしててくれ」
「プリンの弟子設定みたいだけど…」
「いいんだよ。アレ取ってきてくれ」
「うん!」


私は、調理器具を取りに走った。

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設定タグ:ONEPIECE , サンジ , 夢小説   
作品ジャンル:恋愛
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銀之助(プロフ) - ぽんぬさん» そう言って頂けると頑張ろうと思えます。ありがとうございます。デジモンのアプリやってる場合ではないですね!!近々更新致しますので今しばらくお待ちを!!楽しい作品になるように頑張ります!! (2018年7月5日 21時) (レス) id: a47038dbdc (このIDを非表示/違反報告)
ぽんぬ - わ〜!お返事ありがとうございますっ!!それを聞いて安心しました( ˘ω˘ )ほんとに毎日続きが更新されるのを楽しみにしてます!素晴らしい小説をありがとうございます!(><) (2018年6月30日 20時) (レス) id: d30ebc51ac (このIDを非表示/違反報告)
銀之助(プロフ) - ぽんぬさん» 上から目線なんてそんな事ないですよ!コメントありがとうございます!どストライクだったなんて、とても嬉しいです。私も、ああいう関係性が好きなのです。原作に溶け込むように話が書けていて安心しました。少し停滞しておりますが、最後まで頑張ります!! (2018年6月28日 7時) (レス) id: a47038dbdc (このIDを非表示/違反報告)
ぽんぬ - すっごい上から目線になってしまい、申し訳ないです…orz (2018年6月28日 0時) (レス) id: d30ebc51ac (このIDを非表示/違反報告)
ぽんぬ - 突然のコメント失礼します!サンジの夢主に対する接し方がもうどストライクで一気に全部読ませていただきました…( ˘ω˘ ) 原作にも綺麗に話が溶け込んでいてなんの違和感もなく、読むことが出来ました!是非最後まで続けて欲しいです!!更新待ってます(><) (2018年6月28日 0時) (レス) id: d30ebc51ac (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:銀之助 | 作成日時:2017年12月25日 21時

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