26.仲間と対面 ページ26
ご飯を食べながらサンジ君から色々話を聞いた。
バラティエというレストランで育った事や麦わら海賊団の1人でコックをしてる事。
色んな冒険の話を。
「へぇ、ここはミンク族っていう種族が住んでるゾウって場所なんだね」
「ああ、そうだ」
「随分危ない生活してるねー」
でも、それだけサンジ君が強くなったという事だ。
ほらね、私の思った通り。君の可能性を信じてくれた人達とそれに応えようとする気持ちでサンジ君は成長した。
コンコンッ
ノックの音がして入ってきたのは、鹿みたいな子と…がしゃ髑髏か……？
「ヨホホホ、私死んで骨だけブルックと申します。お嬢さん、パンツ見せてもらってよろしいですか」
「ノーパンだよ」
「えぇ！？」
「嘘だよ」
「それは残念。…ではパンツを」
「やめんか！！」
ブルックは、ナミの鉄拳を受けて一直線に壁に突っ込んでめり込んだ。見かけによらずデンジャラスな子だ。
「聞いたわよ、アンタ病気なんでしょ？」
「そう、だけど…」
「チョッパーはうちの船医なの。診てもらうといいわ」
「よろしくな！」
鹿の子は、私の手を握って上下に振った。
なにこのマスコット凄い可愛い。声も可愛い。
「君は鹿のミンク族なの？」
「トナカイだ！！」
「おおぅ、ごめん」
種族を間違えられたら、そりゃ怒るよね。
怒るチョッパーの頭に手を乗せながらナミが私を見た。
「この子は悪魔の実の能力者なの。ヒトヒトの実を食べたのよ」
「悪魔の実…？」
「食えば人知を超える力を手に入れるが、海の神様に嫌われてカナヅチになっちまう実だ。ね、ナミさん♡」
「へぇー」
この世界は面白いなぁ…。
私の世界では血がそうさせるのに、ここではそういう血統じゃなくても特殊な力が手に入るのか。
「私お金ないけど診てくれるの？」
「おう！モチロンだ！」
「じゃあ、よろしくお願いします。チョッパー先生」
私はこの島の診察室として使われてる部屋に連れられて、そこで診察される事になった。
サンジ君は昼飯の準備があると言って診察室まで付いてきたけど、どこかへ行ってしまった。
「ちぇー、冷たいの」
付いててくれてもいいのに。
「そんな事ねぇよ」
「え？」
器具を棚から取り出しながらチョッパーが否定した。
「『頼むからAを治してくれ』って、凄い必死に頼まれたんだ」
「ああ…そう、だったね」
私の為に泣いてくれたサンジ君の姿が過ぎる。
「絶対治すからな！！」
「うん、ありがとう！」
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Sae(プロフ) - 銀之助さん» 返信ありがとうございます！これからも銀之助さんのペースで頑張ってください！応援しています。 (2022年5月8日 13時) (
レス) id: 0fa522b508 (このIDを非表示/違反報告)
銀之助(プロフ) - Saeさん» 原作沿いとは言え悩んだ展開だったので、こうやって褒めていただけるとがんばって考えて良かったと思えます。更新が止まっておりますが、また細々と頑張っていければと思います。ありがとうございます。 (2022年3月10日 3時) (レス) id: 9c08df65af (このIDを非表示/違反報告)
銀之助(プロフ) - Saeさん» お返事が遅くなってしまって、すみません。お褒めいただいて、ありがとうございます。こちらこそ、読んでいただいて本当に嬉しく思います。元々夢主ちゃんを死なせるつもりはなかったのですが死の運命は奇跡ではなく彼らにひっくり返して欲しかったのでかなり悩みました (2022年3月10日 3時) (レス) id: 9c08df65af (このIDを非表示/違反報告)
Sae(プロフ) - 銀之助さん» 銀之助さんの作ったストーリーや文章の表現力にはほんとに感動させられました！こんな素敵な作品を作って下さりありがとうございます。誰目線だよって感じになってしまってすみません💦 (2021年11月24日 19時) (レス) id: 0fa522b508 (このIDを非表示/違反報告)
Sae(プロフ) - 銀之助さん» 返信ありがとうございます！だいぶ遅くなってしまいました💦そうなんですね、私は夢主ちゃんとサンジくんがどうなってしまうのかハラハラしながら読んだので、正直ほっとしてしまいました笑辛い別れもありましたが、心は傍にいるような感じがして素敵だと思いました！ (2021年11月24日 18時) (レス) id: 0fa522b508 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：銀之助
| 作成日時：2017年1月9日 20時
