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朝、下駄箱にて、「体育館裏に昼休み来てほしい」なんてテンプレートな書き込みのされたかわいらしい便箋を見つける。
「え、なになに。彼氏持ちに告白？……あ、この際だから言っちゃうのか？」
「いや、何いってんのよ美優。私だよ？ないって、告白とか。」
「学園の王子様のカノジョ様が言うと、それ只の皮肉。」
「えー……」
美優にそんな風に言われて、でもどうせ違うだろう、むしろ玲王のファンからの嫌がらせなんじゃないか……くらいに思っていた、のに。
「…………なんて？」
「だ、だからっ！好きだったんです、あ、あいつ……御影に言われて、ずっと告白できなかったんですけど！ずっと好きでした！」
「…………相手合ってます？」
「合ってます！！」
元気よく言う彼は同級生だろう他クラスの男子。全く記憶にございません、申し訳ないけど。どこかで喋りましたっけ、私達……？そんなレベルの認識。
「あ、いやでも……ほら、私昨日彼氏できたので。」
「知ってます！だから言ったんです！」
「……は？」
「付き合ってほしいとは言わないです、だからせめて伝えておこうと思って！今言ったなら、別れたときに一番に思い出して貰えると思って」
へぇ、そんなりゆ、う……。なんて言い終わらないうちに喉がひゅっと鳴る。彼の後ろに、見知った影がいる。顔が怖い。ちょっと地上波じゃ流せない。美人の真顔って怖いんだな。そんなことを悠長に考えている暇ないと思うけど、ふとそう思う。
「誰と誰が別れるって？」
「ひっ」
後ろから聞こえた低く響く声に彼も私も肩を揺らす。怖い。怒っている。
「……A」
「なっ、なんでしょう」
「教室戻ってろ、すぐ行く」
「えっ、あっ」
「早く」
「はいっ！？」
半ば強制的にその場から退場させられた。玲王、キレてたな。それもかなり。うーん、あのままいなくなるのは悪かっただろうか。でもいたらいたで悪化しそう……。
「……明日あの子に謝ろ。そんできっちりフろう。」
そう固く決意して、足早に渡り廊下をかけていった。
*
続く (更新停止中)
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きりんさん - キュンキュンがとまりません〜！！！！！ (2023年3月31日 18時) (
レス) @page16 id: e58024eca2 (このIDを非表示/違反報告)
つき - 初めまして！お話し良すぎて…好きすぎました🤦♀️💓これからも応援してます、楽しみにしてます！ (2023年3月31日 17時) (レス) id: 37cdf4c57c (このIDを非表示/違反報告)
きのこ(プロフ) - お、ついに告白かぁ?!?! (2023年3月31日 8時) (レス) @page16 id: 341e3469a0 (このIDを非表示/違反報告)
抹茶みかん(プロフ) - うわぁぁぁ、好きです…！！！これからも更新頑張ってください…！！ (2023年3月30日 18時) (レス) @page14 id: 9dacbb6ae3 (このIDを非表示/違反報告)
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作成日時：2023年3月28日 18時
