赤髪の娘は海軍本部中佐 (ページ4)

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第３話ページ4

コビー大佐の話を聞いていると、不思議と胸が痛くなった。これが世に言う、嫉妬。

『コビー大佐にとってその人は…かけがえのない人なんですね』

コビー「はい…大好きな人です」

やめて。これ以上、聞きたくない。そう思った私は立ち上がった。

『…そろそろ眠れそうです…なんだか眠くなりました』

コビー「…そうですか、それは良かったです！…それじゃ、お休みなさい」

『お休みなさい！失礼しました！』

敬礼をしてすぐに部屋に上がる。と、

『あ…上着、持ってきちゃった』

膝にかけていたコビー大佐の上着を持ってきてしまった。すぐに返そうと引き返すと、まだベンチに

座っていた。

『た、大佐！すみません、これ…貸していただきありがとうございました』

コビー「！あ、ええ…こちらこそ、話を聞いていただきありがとうございました」

今日はそれだけ交わして、私は部屋に戻った。

『…好き人…かぁ…』

ベッドに突っ伏して考え事をする。好きな人なんて…コビー大佐しかいません。

なんて、そんな事言えるわけないか。だって大佐と中佐だよ！？上司と部下じゃない…。

絶対に、叶うわけ、ないんだから。

ーーー次の日ーーー

朝、私は海軍食堂に向かった。

『ふあぁ～…』

？？「Aちゃん、朝から欠伸して、昨日眠れなかったの？」

『ヒ、ヒナ大佐！！おはようございます！！』

突然背後からヒナ大佐に話しかけられた。この人はスタイルが良くて、しかもオリオリの実の能力者

なのだ。憧れの、先輩。

ヒナ「全く…あ、そういえばさっき本部の中佐達が話し合い室に集められていたわ、あなたもすぐに

行きなさい」

『え！？は、はい！！』

ビシッと敬礼をしてすぐに話し合い室に向かうと、もうほとんどの中佐達が集まっていた。

元帥「Aちゃん、遅かったね～…まさか収集の連絡届いてなかった～？」

『は、はい…遅れてしまい申し訳ありません！！』

元帥「届いてなかったなら別にいい…早く席につきなさい」

『はい…』

朝からなんという失態。日頃から収集とかには敏感になっとかないと。

私はすぐに席について、話し合いに参加した。

海兵「それではこれより、話し合いを始めます…まず初めに最近不問な動きを見せている四皇、赤髪

のシャンクスですが、強さからして危険人物です」

まさか…お父さんの事だなんて。