第１１話 銀狼の２人 ページ11
…？うーんと…
そうだよ、噴水広場！！もー、なんでも直ぐに忘れちゃう！！
「ねえねえ、噴水広場ってどこ！？あたしね、そこに行かなきゃならないの！」
思いっきり迫っちゃったけど、今はそんな事気にしてられない！
えっと…と若干戸惑いながらゆーちゃんが口を開いた。
「… “トウキョウ中央噴水広場” なら此処の道を突き当たって右ですけど…」
「うわぁ、ちょっと遠いなぁ…。しょーがない、走ろっ！
ありがとね、ゆーちゃん、さえ姉さん！これ、お礼だから！！」
お気に入りのバッグの中から、今日焼いたアップルパイを一切れずつ出して2人に渡す。
何で入ってるのかって？非常食だよ〜！
「じゃ、また会おうね〜！」
さよならの代わりのハグを2人いっぺんにして、全速力でダッシュ。
途中で振り返ると、2人は何やらすっごく近くでお話ししてるみたいだった。
…うーん、あの2人…絶対付き合ってると思うんだよなぁ…。
今度会ったら聞いてみようかな。焼きたてのアップルパイも持っていこっと！
って、そんな呑気な事考えてる場合じゃない！！
…取り敢えず、当分お菓子禁止令は確定…かなぁ。
ちょっぴり憂鬱な気分のまま、噴水広場へと向かうのだった––––––。
○ ● ○
「幽、気付いてるわよね？」
「ああ彼女、自分で言ってましたよ。『金獅子団』って」
「…やっぱり…。なんかちょっと…純粋な子を騙して嫌ね」
「そうですけど…、そういう立場だから仕方が無いじゃないですか」
「…そうよね。…ああ、きょーさんから収集かかってるのよ。行きましょう？」
「わかりました、直ぐ行きます」
彼らは銀狼–––––、夜の闇に隠れる秘密組織であり、金獅子団の敵組織。
そんな会話を露知らず、琥珀は噴水広場へと全速力で走っているのだった。
○ ● ○ ※おまけ(台本書き注意。先程もですが)←
暮「琥珀…。何となく予想出来るが、一応聞いておく。何してたんだ？」
琥「えっとね〜、簡潔に言うと…木から落っこちたのち、お友達が2人出来た！！」
遥「……え？」
清「うーん、何言ってるかさっぱりわからないよー、琥珀ちゃん？」
コ「つまり、琥珀は幽霊と化したって事だよ〜、あはははっ」
夏「本当！？凄いじゃん琥珀〜！！」
螢「ねえねえ、お友達って神さま〜？」
楸「へぇ…それなら少し興味あるな」
黎「…君たち、間に受け過ぎじゃない…？」
(大変失礼致しました)
第11.5話 イラスト コムちゃんと琥珀→←第１０話 美人さんのおねーさん
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羽蝶(プロフ) - この企画の企画者様が消えました。ボードでこれからの事を話し合いたいので、続ける気があれば、来てください。 (2018年8月27日 20時) (
レス) id: b6bf511456 (このIDを非表示/違反報告)
白夜の幻想者 - トワイライトさん» うん…ごめんね… (2018年8月22日 20時) (レス) id: 55b7b486eb (このIDを非表示/違反報告)
トワイライト(プロフ) - viviさん» ありがとうございます！頑張りますね^ ^ (2018年8月22日 20時) (レス) id: 8e3d40cfd2 (このIDを非表示/違反報告)
トワイライト(プロフ) - 白夜の幻想者さん» あ、そいえばそうだね…。COMMUも出来ないっけ…？ (2018年8月22日 20時) (レス) id: 8e3d40cfd2 (このIDを非表示/違反報告)
vivi - とても面白いです！更新楽しみにしています！ (2018年8月22日 20時) (レス) id: d25c8bf1a6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：トワイライト | 作成日時：2018年8月4日 8時
