傘の下、二人で。【あほの坂田】

▼また一緒に▼ ページ23

…









数日後。
この前の出来事から何日かたって、坂田と何気ない話でも毎日していたせいか時々不安定だった精神も安定してきた。



"今日何食べた？"
"提出物って…〜"


今思い返してみると、
『わざわざ聞かなくても。』『なんで聞いたのw』『それ坂田じゃなくても…w』
なんてことばかり。

でも

全部坂田。



さすがに嫌だろうなぁって思ってたのに坂田の声はいつも明るそう。
嫌じゃないのかな？


でも

今日も私は電話するんだ。

意味があるかないかなんて分からないけど。

でも、私にとっては嫌な事を忘れてしまうような何よりも効く薬みたいな感じで
日常的になってて…

いつ電話しても坂田は出てくれて。

幼馴染だからだろうか。私が坂田から聞いてる話は全部私がわかる話や興味がある話。話してて飽きない。それどころか、もっと話してたい。安心するから。


時々涙を流しながら話す事があると、何も無い時は家に来てくれる。近いからね。

なんかもう部屋着のままでいいかなってぼさぼさな頭を直さずに坂田にぬくもりを求めることもしばしば。重症だ。

…私だって最初は気使ってたんだよ？((







また一緒に………


『もしもし？坂田？』

坂田「んー？どうした？」

あー。安心する。

『………き…………』

坂田「え？」

『んーん！何でもないよ！明日から学校また始まるよ、、、んんんんまた迎えに来てね？』

坂田「どーしよっかな？((」

『来ないと起きないからね！？』

坂田「わかったよw」



あー。落ち着く。
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