推しがお仕置きされるのは避けたい！（2）

75話 ページ43

上原「い゛っ！？」
運が良いのか何とかナイフを蹴り飛ばした
『一旦落ち着いて！こんな事をしても意味ないよ！』
上原「うるさいうるさい！！黙って死ね！」
思いっきり私の首に掴みかかって私の首を締めた
『(やばい…息が出来ない…)』
抵抗しようにも力が入らない…
『(このままじゃジリ貧だ…しかたない、今持っているすべての力で…)』
私は思いっきり上原君を蹴った
上原「！！」
私の蹴りにびっくりしたのか上原君の手が私の首から離れた
『よし！今のうちに逃げて』
そして美術室のドアまで一直線で逃げようとしたら
ドン
『！！！』
その時頭に衝撃が走った
バタン
『(えっこれって…)』
頭がガンガン痛む
頭から生暖かい液体が流れた…血だ
思いっきり殴られたせいか倒れてから指一本も動かせなかった
『(やばい…意識が…)』
そうして私は意識を失った
上原視点
上原「はぁはぁ…」
私が思いっきりハンマーで殴った後森野は動かなくなった
そして私は直感的にこう感じた死んだと…
上原「は…早く…証拠隠滅しないと…」
私は動揺して体が思うように動かなくなっていた
さっきまで私と話していた森野が今は死んで死体になっている
それが何故か受け入れられなかった…
どうしてだろう…自分で殺した癖に…
上原「取り敢えず…しょ…証拠隠滅をしよう…」
私は震えた手で証拠隠滅に取り掛かった

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