推しがお仕置きされるのは避けたい！（2） (ページ28)

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61話ページ28

『ハローエブリワン！って朝から何言っているんだろ私…』ほぼカタカナの英語？を言った後にふと我に帰る私
雪花「ホント何してんですか…」
『あ！せっちゃん。昨日はすまんな！』
雪花「まあいいけど…まだアナウンスまで時間あるけど…二度寝すんの？」
『いんや？二度寝はいいや、んじゃそろそろ行くわ、じゃあな〜』
雪花「はいはーい」
そう言い私は扉を閉める
『さてさっさと新しいエリア探索しますか』
『(上原君が携帯を破壊することを防ぐ為に…)』
そう思いながら私は上原君を探しに新たなエリアへと足を運んだ
『上原君は居ないかな〜』
上原「あっ！森野…」
噂をすれば何とやら…めっちゃいいタイミングで上原君と遭遇しました…
『おっ！上原君じゃん！なんか進展あった？』
上原「その前に友利は大丈夫なのか？」
『(何気に心配していたんだな…)』
『嗚呼傷のせいで暫く動けそうじゃないけど大丈夫だよ！』
上原「そうか…」
『んで上原君はなんか進展あった？』
上原「嗚呼教室の机の中にこんな物があったんだ」
そうして上原君は私にスライド携帯を手渡す
『スライド携帯…初めて見たわ…』
上原「だか壊れているのか電源がつかないんだ…」
『壊れている…？…上原君…これ壊れているんじゃなく電源がついていないのよ…』
上原「？取り敢えず全てのボタンを押して見たんだが…」
『これは長押しで、電源がつくの』
そして私は電源を付けた
『えっ！今時ロックも掛かっていないとは…この持ち主は警戒心がないなあ…』
そして私は慣れた手つきで携帯をいじる
『おっ！これで持ち主は特定出来たね』
上原「一体誰なんだ？」
『ほら…この子だよ』
私はそう言って上原君に携帯を見せた
上原「牧！？」
『どうやらこれは牧ちゃんの携帯みたいだね…』
上原「そういえば携帯が使えるのなら外部とも連絡できるんじゃないか？」
『んーこりゃ駄目だよ』
上原「どうしてだ？」
『ほら圏外になっている…だから助けを呼べないよ』
上原「？？携帯というのは何処でも電話できる機械じゃないのか？」
『簡単に言うと電話をする為には携帯から出ている電波をアンテナなどでキャッチをして相手の電話などに電波を届ける事で通話が出来るの』
上原「そ、そうなのか…」
『でも変だよね…』
上原「何がだ？」
『電波が届かないということは此処が山奥や離島などの電波がない所か一目がつかない所しかありえないの』
上原「！確かに…」
『此処は希望ヶ峰学園じゃないかもしれない…』