38話 ページ3
銘苅「あら、そう」
銘苅姐さんは席から立ち堂々と扉の前まで歩く
銘苅「ま、あんた達はそのイカれた警察さんとよーく頑張りなさいよ?これ以降あんた達と顔を合わせる気も協力する気もないから、一人で行動させてもらうわ」
銘苅姐さんはそういって扉を開けて出ていってしまった
銘苅姐さんが出た後にバタン!と大きな音を立てて扉は閉められる
上原「…………ならば私も出て行く」
祷「う、上原くんまで……!?」
『(やっぱりこんな状況でも上原君って冷静だよね…)』
すごいなぁ…と思いながら会話を聞く
上原「私はいつも正しいと思う通り行動する……理由はそれだけだ」
そう言って上原君は食堂からでていった
『(ふと思ったけど上原君が出ていった理由って出ていったほうが動きやすいからかな?一応殺人しなきゃいけない場面が来るかもしれないし)』
金城「他にいるか?言っとくが後からは認めないからな…」
そろそろ私の番かな?
『んじゃお言葉に甘えて私も出て行くね!』
牧「えぇ!」
山口「も、森野も!」
『え?そんなに意外?』
伊良波「意外ですネ!」
金城「それじゃあ出て行け。どうせお前も殺人をしようとしているんだろ」
『それは違うよ』
『私は殺人をするなんて一言も言ってないよ?ただここから出て行くと言っただけ…それに金城君はまだ罪を犯していない人に犯罪者予備軍なんて言わないほうがいいと思うけど…』
金城「なんだと?」
『もうこの際だから言いたい事をできる限り言うわ。どうせみんな全体に話すことなんてもうなさそうだし』
『はっきり言うけど…選別をしても意味がないと私は思う…』
『だって仮に金城君の言葉に従う人がいたとしても動機は全てを無駄にするから…人間は根っからの善人は余り居ない…だから他人の命より自分の命を優先する…勿論そうじゃない人もいるけど…それに人は思いの他心の奥底に狂気を持っている…時には残虐的に人を殺す事ができる…それがどれだけ優しい人でも変わる時は変わってしまう…君達は人を殺さない覚悟はできているの?たとえ大切な人が危険に晒されていようと…自分が大切な物を失ってしまうかもしれない時も自分の命が危険に晒されている時も絶対に殺人をしないって言い切れるの?』
『まあ私が言いたい事は全部伝えてたよ…』
そうして私は扉に手を掛ける
『最後に忠告だよ』
そうして私は少し振り返って
『くれぐれも仲間割れにはご注意を…』
そう言って私は食堂からでた
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ゴロハチ(プロフ) - 名前を反映する方法は物語の名前を入れたいところに(名前)と入れたらお名前のところの名前が物語に反映されますよ〜 (2022年12月10日 20時) (レス) id: 41621638dc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:眠いけど寝ない蒼さん(無期投稿停止?) | 作者ホームページ:http://maedasora
作成日時:2022年10月24日 22時