48話 ページ13
そして調査が大体終わって自分の部屋に戻ろうとしたら…
何故か金城君がジーとこっちを見ていた
『あ…あのなんですか?何か用があるなら早く言ってほしいんだけど…』
金城「単刀直入に言う…お前はこっちに来る気はないのか」
『………はい?』
『ちょっとごめん…状況を整理させて…え?…え?』
『な…なんで急にそんなことを言い出したの?』
金城「今日の招集で俺達の方針は大体固まった」
『うんうん、それで?』
金城「俺からしたらどうでもいい話だが…あいつらはお前達を放っておけないらしい」
『まあ…あの子達は結構お人好しな人が多いし…祷ちゃんとか山口君とか…言いそうな事だ…』
金城「当面は調査をしつつ俺達が決まった時間に集まり生存確認をしつつお前達を説得する予定だ…本来俺は説得をする予定は無かったが…」
『そう…結論から言うとそっちに戻る気はない』
金城「なんでだ?殺人をする気がないのならこっちと目的は同じだ。何故戻らない?」
『私は皆を助けたいの…でも君は選別って言って、ただ自分の指示に従う人しか助けない。そういうやり方が不満なの』
金城「交渉決裂だな…お前の言いたい事はよくわかった…俺も強制はしないしこのままの関係だと俺がお前を心配することは永遠にないだろう」
『まあ…私は私なりで皆を守るから…金城君は金城君なりに守ったらいいんじゃない?私はそんなやり方はおすすめしないけど…』
金城「俺は俺のやり方で皆を守る」
『…そう…別に私は強制する気は無いし君がいいんならそれでいいんじゃない?それじゃ話は終わったから私は帰るね…』
金城「嗚呼じゃあな」
『金城君の正義は私の正義と違うんだね…』
私は金城君に聞こえない限りなく小さい声でそう言い部屋に入った
雪花「おかえり〜」
『ただいま』
私はそう言って雪花を撫でた
雪花「明日は動機発表だね」
『まあ友利ちゃんは死なせない目処は立っているから、大丈夫。まあ友利ちゃんが痛い思いしなくちゃいけないけど…』
雪花「まあ死ぬよりかはマシじゃないの?」
『取り敢えず頑張ろうっと』
そういっていたらアナウンスが鳴ったので寝よう思う
『おやすみ』
雪花「おやすみ」
『(今日は悪夢を見ませんように…)』
翌日
『(やった!願いが通じた!)』
今日は悪夢を見なかったので心の中で舞い上がる私
『取り敢えず私はいくね!大人しくしててね』
雪花「わかっているって」
私はそう言って部屋を飛び出した
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ゴロハチ(プロフ) - 名前を反映する方法は物語の名前を入れたいところに(名前)と入れたらお名前のところの名前が物語に反映されますよ〜 (2022年12月10日 20時) (レス) id: 41621638dc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:眠いけど寝ない蒼さん(無期投稿停止?) | 作者ホームページ:http://maedasora
作成日時:2022年10月24日 22時