推しがお仕置きされるのは避けたい！

4話 ページ5

『うーん』
意識が段々とはっきりしていく
私は机から顔を上げた
『ここは…』
そこはどこにでもあるごく普通な教室だった
だけど唯一普通の教室と違うところは…
監視カメラが設置されていることだった
『(監視カメラがあるから迂闊に動けないなぁ…〕』
さてとっと
私は机に置いてある手紙を読んでみた
「新しい学園生活が始まりました…これからはこの学園がオマエラの新しい世界になります。心機一転してください」
と書かれている
『てかオマエラって…口悪すぎでしょ…』
『(まあ、銘苅姐さんに比べれば、まだマシ…なのか？)』
『てか字汚な』
『一応学園長ですよね？』
『まあ良いや』
私は謎の手紙をポケットに突っ込む
『後でこの手紙は破いて捨てよっと』
『まあ一応教室をかるーく探索するかぁ』
数分後…
『はい、なーんも成果はなかったですね。うん知ってたよ』
『でもなんか出てきてくれても良いじゃん』
『私の数分を今すぐ返せや馬鹿野郎』
『もう良いや』
私は腹いせにポケットに入っていた手紙を取り出してバラバラ破いてゴミ箱に捨てた
『さてと、さっさとここから出て誰かと合流しよう』
そうして私は教室を出て行った

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