fourth shake ページ4
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「仲良いですね。毎日話してません?」
「まぁ同僚だからね。社内で会うこと多いし、会ったら大体話しかけてくるし」
「へぇ。好かれてるんやないですか?恋愛的な意味で」
「は?あの人誰にでもそんなんじゃん。何言ってんの」
私はセンラに背を向けてデスクワークを再開した。
あからさまにいつもより冷たい態度だと自分でも分かるが、仕方がない。「酔った勢いでやったかも」なんてふざけた言い分をしたこいつが悪い。
「……好きや」
低音が頭の中に響いた。
「!?」
バッと振り返って、囁かれたらしい左耳を押さえながらセンラを見ればにっこりと笑顔を向けられた。
「って言ったこと、忘れてません?」
「……っわ、すれた!知らない!」
「……へぇー」
あやしい空気を感じたので、私は後で渡しに行こうと思っていたファイルを取って立ち上がった。
「
「ああ、はい、いいですよ」
ファイルを見て察したように神原さんが頷く。
話を終えて席に戻った時には、センラは自分のデスクで作業をしていた。
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ちょこ - とてもよかったです!その後話が欲しい! (2022年6月6日 14時) (レス) @page15 id: 5ad0b4ef6a (このIDを非表示/違反報告)
ノア(プロフ) - 乃々夏さん» コメントありがとうございます!こんな思いつきの作品に何度もコメントをくださって本当に嬉しいです、ありがとうございます。ご縁があればまた別のところでもよろしくお願いします! (2021年9月25日 23時) (レス) @page14 id: 17af415a1e (このIDを非表示/違反報告)
乃々夏(プロフ) - 完結おめでとうございます!楽しく読ませていただきました…!更新の通知がとても嬉しかったです!お疲れ様でした! (2021年9月25日 23時) (レス) @page15 id: e426f8e368 (このIDを非表示/違反報告)
ノア(プロフ) - リゼさん» ありがとうございます!完結したのでよろしければ最後まで見ていってください^^* (2021年9月25日 3時) (レス) id: 17af415a1e (このIDを非表示/違反報告)
リゼ - この作品めっちゃ好きです…! (2021年9月12日 13時) (レス) id: c4d3492aa9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ノア | 作成日時:2020年8月27日 14時